あの時から、君はもうわかってたのかな
辛くて、悲しくて、涙を我慢するとうちゃんを、酸素室から、ずっとみてた
『とうちゃん、ありがとう』
『またね!忘れないでね』
産まれてきた時のような
なんの混じり気もない顔で
ずっとみてた
ずっとみてた
すぐにでも、抱きしめて
すぐに連れて帰ってあげたかった
でも、
不思議そうな顔で
『どしたの?帰らないの?』
なんて、言ってそうだった
それが最後だった…
視覚も嗅覚も
食欲も
なくなった。。
痛みと苦痛しか残らなかった
なんて、神様は残酷なんだろう?って
神様を恨んだ
なんで、あの時のまま
逝くなら
逝かせてあげなかったのって
フォルダに残る、酸素室越しの写真
ぺこ…
ごめんね、ごめんよ、ごめん
無理な延命は、きっと
身体と脳のパランスが違うんだと思う
少し、医学が進んだ?
少しなら、進まなくていい気がしたよ
みんな、みんな
結局、苦しめて
逝かせてしまってるよ
虹の橋は、どんな所だい?
ぺこは、さみしがりだから
まだ、みんなのことまってんのかな
とうちゃんさ、
たまに
どうしようもなく、苦しくなるんだ
どうしようもなく、涙がとまらないんだ
なるべく、写真はみないようにしてるけどさ
馬鹿だからみちゃってさ
どうしようもないのに
たらればなのに、、ね。
動物なんて、飼っちゃ駄目だ
でも、絶対、飼った方がいい
いくら考えても
答えは毎回これなんだ
全てのチビ達を
愛してる