ピアノ教室を運営していると、
レッスンそのものとは別のところで、心を使う場面がたくさんあります。
月謝改定をお伝えする時。
月謝納入について、デリケートなお願いをしなければならない時。
保護者の方が、他の生徒さんと比べて不安や戸惑いを感じている時。
教室としての判断を、きちんと伝えなければならない時。
どれも、先生にとっては「言いにくいこと」です。
本当は、保護者の方と良い関係でいたい。
できるだけ気持ちに寄り添いたい。
不安があるなら、きちんと受け止めたい。
そう思うからこそ、言いにくいことを伝える時に、先生の心がとても疲れてしまうことがあります。
「こんなことを言ったら、冷たい先生だと思われるかもしれない」
「月謝のことを言うのは気が重い」
「保護者の不安に、どこまで寄り添えばいいのだろう」
「優しくしたいけれど、全部受け入れていたら自分が苦しくなる」
そんなふうに感じたことのある先生も、いらっしゃるのではないでしょうか。
今回、伊藤楽器様で開催していただくセミナーでは、
この「言いにくいことを、どうやさしく伝えるか」をテーマにお話しします。
言いにくいことも、やさしく伝える
今回の講座タイトルは、
言いにくいことも、やさしく伝える
教室運営を支える“やさしい線引き”
「エモロジカル・コミュニケーション」講座
です。
伊藤楽器様では、2024年から保護者とのコミュニケーションをテーマに継続してセミナーを開催させていただいています。
2024年は保護者対応の総論と個別事例、2025年はエモロジカルの考え方を取り入れた実践編と個別事例、また教室規約についてのセミナーも行いました。
これまで3回のセミナーをずっと聞いてくださっている伊藤楽器のご担当者様から
「この考え方を必要としている先生方にさらに届けていきたいです!」
という熱いお声をいただき、3年目、4回目の開催となります。
そこで今回は、これまでお話ししてきた内容を土台にしながら、特に
“やさしい線引き”
に焦点を当ててお話しします。
やさしさだけでは、先生が苦しくなる
保護者対応で悩む先生の多くは、決して冷たい先生ではありません。
むしろ、やさしい先生ほど悩みます。
保護者の方の事情を分かってあげたい。
困っているなら、できる限り対応したい。
子どものためになるなら、多少無理をしてでも何とかしてあげたい。
その気持ちは、とても大切です。
でも、やさしさだけで全部を受け入れ続けていると、先生自身が苦しくなってしまいます。
一度だけのつもりで受け入れたことが、いつのまにか当たり前になってしまう。
他の生徒さんとの公平性が保てなくなる。
教室として大切にしたいことが、だんだん曖昧になってしまう。
そして、先生自身が疲れきってしまう。
それは、決して良い関係ではありません。
やさしくあることと、すべてを受け入れることは違います。
ここは、今回の講座で特に大切にお伝えしたいところです。
受け取ることは、すべてを受け入れることではない
今回の講座で大切にしたいテーマのひとつが、
「受け取ること」と「すべてを受け入れること」は違う、ということです。
保護者の方の不安や事情を受け止めることは、とても大切です。
けれど、受け止めることと、教室としての方針や判断をすべて変えることは、同じではありません。
相手の気持ちを大切にしながら、先生自身や教室の軸も大切にする。
線引きは、関係を冷たく切るためのものではなく、
安心して関係を続けていくためにも必要なものだと考えています。
当日は、そうしたバランスを、具体的な場面をもとに一緒に考えていきます。
☆エモロジカル4ステップで考えていきましょう
エモロジカル4ステップとは、
「整える・受け取る・問いかける・届ける」の4つの流れで、感情と論理の両方を大切にしながら、相手に届く言葉を考えていくための考え方です。
今回の講座では、このエモロジカル4ステップを軸に、ピアノ教室の現場で起こりやすい「言いにくいこと」について考えていきます。
月謝改定。
月謝納入に関するやりとり。
他の生徒さんとの比較による保護者の方の不安。
教室運営上の判断。
どれも、先生がひとりで抱え込みやすいテーマです。
当日は、そうした場面を取り上げながら、どうすれば、やさしさを失わずに、必要なことを伝えられるのかを一緒に考えていきたいと思います。
すぐに使える正解をひとつお渡しするというより、先生ご自身の教室で考える時の土台になるような時間にできたらと思っています。
今回扱う予定の内容
今回のセミナーでは、チラシに掲載している内容に沿って、次のような場面を扱う予定です。
・月謝改定をどう伝えるか
・月謝納入に関するデリケートなやりとりや判断
・他の生徒さんと比べて不安や戸惑いを感じている保護者への向き合い方
・保護者との信頼関係の築き方
・「言いにくいこと」をどう相手に届く形で伝えるか
どれも、ピアノ教室を続けていれば、多くの先生が一度は悩むテーマだと思います。
こうした場面に、正解がひとつだけあるわけではありません。
だからこそ、具体的な場面をもとに、ご自身の教室ではどう考えられるかを、一緒に整理していけたらと思っています。
ひとりで抱えなくて大丈夫です
保護者対応は、外からは見えにくい仕事です。
レッスン中の指導と違って、誰かが横で見ていてくれるわけではありません。
LINEの返信ひとつ。
月謝についてのお願いひとつ。
保護者の不安への返事ひとつ。
先生は、それを一人で考えて、一人で言葉にしていることが多いと思います。
だからこそ、悩みます。
でも、そこに考え方の型があると、少し楽になります。
感情だけで反応しない。
でも、感情を置き去りにもしない。
論理だけで押し切らない。
でも、必要なことを曖昧にもしない。
そのバランスを取るための考え方として、エモロジカル4ステップをお伝えしたいと思っています。
今回のセミナーが、保護者対応に悩む先生にとって、
「少し整理できた」
「次はこう考えてみよう」
「言いにくいことも、もう少し落ち着いて伝えられそう」
と思える時間になれば嬉しいです。
会場受講だけでなく、Vimeo視聴もあります。
遠方の先生や、当日ご都合の合わない先生にもご受講いただけます。
…でもやっぱり、会場でお会いできたら嬉しいです。伝わる”熱”が違います!
ご都合のつく方はぜひ会場へ!
そしてセミナー後にランチもご一緒しませんか?
必要な先生に届きますように!!
セミナー詳細
言いにくいことも、やさしく伝える
教室運営を支える“やさしい線引き”
「エモロジカル・コミュニケーション」講座
日時:2026年7月3日(金)10:30〜12:30
会場:伊藤楽器 船橋本店 3階
ミュージックサロン船橋 1番教室
受講方法:会場受講/Vimeo視聴
受講料:
前売 一般 4,500円
前売 PTNA会員・伊藤楽器PTC会員 4,000円
当日 各500円増し
教材:
『レッスンの言葉がけ&コミュニケーション』
当日会場で販売予定
音楽之友社
主催:伊藤楽器
後援:一般社団法人 全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)
お問い合わせ・お申し込み:
伊藤楽器 エリアミュージック船橋
〒273-0005
千葉県船橋市本町1-9-9 ルナパーク船橋2F
TEL:047-431-0111
FAX:047-432-7818
ピティナwebからもお申し込みいただけます。
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