ADD傾向にある人間にとって、
お仕事選びは
普通以上に、大変なことだと思います。

忘れ物が多くうっかりミスが多い
物事の整理整頓が苦手
おとなしく同じ作業を来る返すことが苦手
時間を守るのが困難

はっきりいって、
こんな人間、普通の企業からしたら絶対雇いたくないと思います。

私自身、
自分がADDであると気づく以前
将来についてあれこれ考え始める高校生くらいから、
「私は椅子に座ってコツコツ働く、いわゆるOLさんには向いてないな。」
と自覚していました。

でも、ADDさんは
人にない、いいところがある場合も多いようです。

それが、
感性。
発想力。
行動力。

思いついたことを
後先考えず、すぐ行動にうつす瞬発力は
普通の常識を持つ人から見ると異端にさえ感じると思います。

だからか、
企業家や、
社長さんになる人も多いようですね。

世の中の偉人さんにも、
実はADHDだったのでは、という方が多いようです。
(エジソン、スティーブ・ジョブズetc)

ADHDは遺伝性があると聞きますが、
わたしのおじいちゃんは発明家で
今世の中に普及してる結構大きな発明などもした人で
その発想、もしかして彼も、ADHDだったのでは?
と今では思います。

変人で、おじいちゃんにはほとほと手を焼いた、
とおばあちゃん、よく言ってましたから
行動にもその傾向が表れていたのかもしれません。

私は、
小さいころから勉強も運動もまったくできませんでしたが、
絵を描くことだけは大の得意。
賞をいただいて、表彰されたりすることも多かったです。

唯一、自分が褒められることだったので
本当、図工(美術)は大好きで
絵を描くことには、かなり没頭していました。

保育園の卒業文集ですでに、
「絵を描く人になりたい」と書いてあったほど。

美術系のお仕事につきたい、
という漠然とした思いはずっと持っていたのですが
その”美術系のお仕事”にどんなものがあるのかも、当時あまりよくわからなくて。

うちは両親ともサラリーマンで
いろいろな職業の方に触れる機会もなくて。

いろいろ考えた結果
子どもも好きだし、
大好きな絵も生かせるし、
と、
初めてのお仕事には、
幼稚園の先生を選びました。

でも・・・

幼稚園こそ、
注意力が必要だったのですよね。

ただ、子供たちと楽しく遊んでいればいいわけがなく。

大事なことを伝え忘れたり、
先を読んで行動することができなくてモタモタしたり。

もう、園長先生&主任にはしごかれましたねー。

でも、相手を嫌いになることはなかった。
自分が悪いのは気付いていたし、
もともと のほほんとしていて、
あまり人を憎むような感情がわかない人間なんです。

それは、自分でもよかったな、と思うところ。
むしろ、自分を叱ってくれる人には感謝の気持ちが芽生えるタイプ。

そんなわけからなのか、
すぐ上の先輩にはとてもかわいがっていただいて、
優しくサポートしてもらっていました。

でもね、やはり劣等感がつらくて。
自分の仕事のできなさに対して。

このまま、
この仕事を一生続けていくのか?
私に本当にこの仕事はあっているのか?
私の人生一生こんななのかな?
そういうストレスがすごかった。

当時、23歳。
人生一度きり。
やり直すなら若いうちに。

そんな考えも芽生え始めて。

今まで、
これがやりたい、
じゃなくて、
これならできるかも、
という道ばかり探してきた自分を変えてみたい、
っていう思いが強くなって。

それでまず、
小さな一歩ですが
自分の世界を広げてみたいと。
行動することにしたのです。

私にとって大冒険
ひとりでバーに顔を出して見知らぬ人と仲良くなる練習をしたり

長い夏休みを利用して、バックパックで海外旅行に行ってみたり。

でもこれが・・・
本当に人生を変えたと思う。

世の中に、いろんな種類の人間がいることを知って。
いろんな考え方、人生があることを知って。

海外では、
自分が常識と思っていたことが覆るような経験をたくさんして。

わたしの今までみてきた世界は、
なんて小さかったんだろう?
今まで見えていなかっただけで、
人生にはこんなにたくさんの選択肢が広がっていたんだ
ってことに気づいて。

目の前にある壁
超えようとしたことがなかったから気付かなかったけど
いざ
超えようとしたら
あれれ?
意外と、こんな低かったんだこの壁?
という。

私今まで、
こんな壁に悩んでいたの??

そんな発見がいっぱいだった。

そしてあれこれあって。。。。
見事、転職。

私の得意分野を生かすお仕事に就くことができ、

今のお給料、当時の3倍です。
同じ年齢の方から見ても、けっこういい方だと思う。
会社の方々からは、
センスがいいねなんて重宝がられたりして。

そして何より、
毎日やりがいがあって
とっても楽しい。

自分の不得意な部分に目を向けるんじゃなく、
得意なことを伸ばし、生かす。

ADDさんの就職探しは、これだと思います。

求められているところにさえぴったりおさまれさえすれば、
自分も相手もWinWin!!

だからそれにはまず、
視野を広げること。

世界は
今見えているものより
はるかにはるかに広く、
広がっています。

可能性は無限大。

そして信じ込んできた”常識”なんて、
環境が変わればがらりと変わってしまう。

それを知って、
私は、
本当に人生が生きやすく、
そして楽しく、愛しくなりました。

これはたぶん、
ADD、ADHDじゃない人にも共通することじゃないかなって思います。

自分らしく、
自分が楽しく幸せに過ごせる生き方、働き方。

ぜひぜひ、
模索してみてください。