朝バスで寝てたら置いていかれた
私は日本で
スクールバスや、自分の車の送迎で
子供が乗ってるのを確認せず
施錠してしまい
熱中症で亡くなってしまうニュースに
過剰に怯えていました
なので、
車の展示会とかがあった時は
子供たちを積極的に試乗させて
クラクションの練習を
していました
(うちは車がない)
また、マレーシアの英会話教室に行った時
「心配だ」と言う単語を使って
例文を作る・・・と言う課題があり
その時に
「子供がスクールバスに置き去りに
ならないか心配だ」
と言う例文を作りました
そして
日本での事故を
詳しく説明すると
マレーシア人の先生が
「マレーシアは内側から
ドアが開くから大丈夫だ」
と言うので、
あ、そうなんだ!
と少しだけ安心したのです
この話は
雑談のような感じで
一応
長男にも伝えていました
「マレーシアの車は中から空くらしいよー」
「ふーん」
そこから
だいぶ時間も経ち
そんな話をした事すら
忘れていた頃
前日寝るのがやや遅くなった事もあり
その日の長男は
朝から機嫌が悪く
支度も一苦労
スクールバスに乗って
寝てしまったそうなのです
うちはちょっと遠いので
1番初めに乗ります
なので
必然的に一番後ろの
一番奥の席が定位置でした
そして学校に到着
すると
寝てしまった
長男に気付かず
スクールバスの運転手は
子供たちを
降ろし
出て行ってしまったのです
その時
施錠してたかは不明
そこはスクールの
駐車場
マレーシアは
毎日30〜33度くらいの暑さ
スクールで1時間目の
授業は既に
始まっていました
どれくらい時間が
経ったのか
分かりません
長男は目を覚まします
すると
車の中に
たった1人
相当怖かったようです
そして
とにかくここから
出なくちゃと思ったのか
ドアの方に向かいます
力いっぱい
ドアを横に引っ張る
空いた
(良かった)
そこから自分で
スクールに行って
授業にも遅れて参加したようなのです
長男には
一応 携帯も
持たせていました
だけど
眠りが深くて
そのまま熱中症になってしまったとかになったら携帯なんて
意味がない
死んじゃってからじゃ
遅いのです
私は長男から
この話を聞き
震えました
そして直ぐさま
スクールバスのリーダーに
連絡しました
英語が出来ない私は
必死に翻訳で
文章を考えます
目を覚ました時
どんなに怖かっただろう
もし
熱中症になってたら
どうなっていただろう
もし
ドアが開かなかったら
もし
携帯が通じなかったら
もし
車が別の車庫に
止められてたら・・・・
怖すぎる
その日長男は恐怖から
「もうスクールバス乗りたくない。
タクシーで行きたい」と
言っていたので
相当だったのでしょう
かわいそうすぎる
自分で判断して
車を出て
本当えらい
そして
スクールバスのリーダーから
返信が来ました
「本当に申し訳ありません
私はまだ学校の敷地内、
バンエリアのすぐ後ろにいました。
通常、子供たちが全員バンから
降りてから確認します。
◯◯様 改めて心より
お詫び申し上げます
この点に留意し、今後は
この問題を回避する予定です」
翻訳したもの↑
ものすごく
謝ってくれました
スクールバスのリーダーも
日頃からよく知ってるし
人柄も分かっていたので
本当に反省してくれてるのだと
感じました
それでも
やはりここは
マレーシア
「じゃあ今日から
徹底して気をつけるぞ」
とはならないと思いました
なので長男には
「一番後ろには座らないで」
と何度も言いました
スクールバスは
いろんな学年の子が乗ります
後ろには寝ていても見えるくらいの
大きな子が乗れば良いだけのこと
長男は
小学1年生の中でも
かなり小柄なんです
そしてまだまだ
幼いです
ドアが空いたから良かったものの
クラクションを鳴らしたり
携帯で電話したりと
パニック状態で機転が効いたかも
不明です
とりあえず次の日は
前から2番目の席に
座らせて貰い
ひとまずホッ
でも
それはそれで
事故に遭った時とか
怖いです
これは
「日本の方がちゃんとしてる」
とも言えない問題です
なぜなら
日本の車がちゃんとしすぎているから
ドアが空かないわけで
今回は
マレーシアの
〝ちゃんとしてない〟車に
救われたわけです
日頃から
何が起こっても対応出来るよう
しっかり話しておく事の
重要性を感じました
みなさんも
くれぐれも
お気をつけ下さい