父はよわってなんかなかった。
変わってなんかなかった。
心筋梗塞になって、糖尿病で、認知症。
久しぶりに行ったら
歩くのもヨタヨタしてて
言語もままならなくて
痩せ細って
腰も曲がっていた。
家の鍵を開ける時に、カバンを玄関に一旦置いて鍵を探していた姿がショッキングだった。
それをみた時に
あぁ、
と思って
ご飯は食べられているのか?
身の回りのことは自分でできるのか?
あれこれ心配してしまって、
こっそり
糖尿病患者が食べても大丈夫なものを調べ
缶詰やチーズやご飯に入れて炊く雑穀米など
手軽に食べられて日持ちがするものを選んで
段ボールいっぱい、いろいろ買って行った。
それから1週間後
夏休みだった娘を連れて行ったときは
1週間前よりさらに弱っていた。
冷蔵庫を開けると新しく買ってきた食料は何もなかった。
そのまま帰路に着いたけれど、やっぱり気になって、スーパーに寄って以前
弟が箱で買って置いて行ったけれど空になっていたので
ノンアルコールのビールとお刺身だけ買っておいてきた。
でも、次の日にやっぱり気になって、
缶詰とか保存できて、すぐ食べられそうなものを買って行こうか?
その際、レシートのお代をください。
という話をしたら
断られた
お金がない と。
レシート持ってくから、かかった費用は出して欲しいという話をする前は、
買ってきて欲しい
と言ったのに。
私の食糧じゃない。
父の食糧を買って行くのだ。
どれだけ人にお金を渡したくないのか。
やはりケチだし、
必要なお金を出さない人だった。
お金がないわけじゃない。
リフォームした家に棚をつけると言って業者が来ていた。
しかも、3個も棚をつける気らしい。打ち合わせと称し怪しい業者も気になった。
棚なんて家具屋さんから買ってきたらいいのに。
どれだけこの先使うかわからないのに。。
去年、蔵だって直している。お金がないわけじゃない。
父の家(私が育った家だが)にいくだけで、数万円は必要になる。
月に何度も往復するとそれこそ家計が持たない。
弱っていると思って
焦った私がいた。
過去のことを色々思いながらも父は変わったと錯覚した私がいた。
弱くなったから、わたしが、できるだけのことは、私のためにしようと
迷いに迷って出した答えだった。
今まで色々あった父を簡単に受け入れることは難しい。
でも、できないなら、あんなにヨタヨタになってしまったなら
私がやらなきゃと勝手に思ってしまった。
2、30000円くらい親のためにと気持ちよく出せない自分も嫌だ。
でも、
でも
でも
学費だって気持ちよく支払ってくれなかった。
いま、
1人になった今、これから何年生きられるかもわからないいま、
業者を呼んで、、家の中に棚をつけようとしてる。
ベットも介護の認定が出てからリースをするそうだ。
見栄えがする棚よりも自分のベットが先だろう
娘に生活必需品を買ってもらったら、いくらか払ってくれてもいいだろう
そんな話の通じる父じゃなかった
普通の感覚の人間じゃなかった
スーパーで
年配の男性が1人で買い物してる姿がやたら目についた。
こんなに、楽に買い物はできないだろうなぁ。
父は
パートナーもいない。
一人で運転もできないだろう。
でも、私がする心配は余計なのかもしれない。ただ自分を苦しめるだけなのかもしれない。
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