令和5年9月6日未明に叔父が亡くなり、病院から「イオンのお葬式」に電話。

「F〇ホールとS〇本店のどちらかならばすぐにお迎えに伺えます」との説明を受け、S◯本店をお願いする。

 

イオンのお葬式は今回で4回目、今年の4月にはイオンではない地元の「葬儀の◯橋」さんの葬儀を親族として経験しているが、病院への迎えはどこも大差なかったので「S◯本店」さんにも特別な期待はしていなかった。

病院で待つこと1時間弱、深夜にも関わらず2名体制で来てくださった。ピカピカに磨かれたハイブリッドカーの寝台車に丁寧に叔父を乗せていただいた。説明もとても丁寧で安心できた。出発の際は、近所迷惑にならぬようエンジンはかけずモーター稼働で静かに出発。その歳、運転手さん1名で出発し、もうお一方は、車が見えなくなるまで深々とお辞儀をしながら私達と一緒に見送ってくださった。明らかに今までの葬儀会社の迎えとは違い誠実さを感じた。

自宅に戻ると既に寝台車は到着しており、家に帰りたがっていた叔父をひとまず家の中に運んでもらう。打ち合わせの電話を12時過ぎにもらう約束をし、枕飾りのセットを受け取り(組み立て配置を申し出ていただいたが、断り自分で設置)とても丁寧な方で、<この時点では>「S◯本店」にお願いして正解と思った。

 

お昼の12時を過ぎた頃、「S◯本店」から電話があり、打ち合わせは早くて16時とのこと、早くならないか?と交渉するも叶わず。その電話で「3回」も死亡診断書を必ず忘れないでください。と言われ3回目には「何度も言わなくてもわかっている」と返答。どうやら昨日の人とは違う人の様で「S◯本店」大丈夫か?と思う。16時に少し遅れてS◯本店の斎場に到着。パンフレットなど一切渡されずに話が始まる。昨日イオンさんに寝台車は迎えの距離を含めて50Kmを超えると追加料金発生と言われており、私の家から病院まで約30Km往復で50Kmを超すので距離を確認。S◯本店は、神奈川県内距離無制限なので追加はいただきません、とのこと。そこで初めてイオンとS◯本店のパンフレットをもらう。

次いで火葬場の予約をするも埋まっておりイオンのプランの安置3日以内の予約が取れない。追加1日に付き11000円、見積書を見ると33000円の追加、S◯本店のパンフを見ると火葬場が取れない場合の安置延長は追加料金無しとあるので、追加無しでは?と聞くと「イオンのプランなので」との返答、距離のときと違うじゃんと思いつつ、じゃあイオン通した方が高くなるって事?と聞くとはっきりとは答えず、その場でイオンに電話する。

イオンのホームページには「他社より高い場合はご相談ください」的な事が書いてあったと言うと、要領を得ない返答、終いには「料金をまけろと?」と言われる。完全にクレーマー扱い、こちらは「イオンを通した方が高くなるのはおかしい、イオンを信用して依頼した人の期待を裏切る事をするのか」と言うと「後ほどかけ直します」と言われ、その後まーまー納得してこの件でのイオンとの話は終わり。

そしてこのときわかったのが、見積もりの追加33000円は間違いで22000円が正解。そもそも13時に火葬場予約できていれば追加かからなかった可能性もあったと不信感がつのる。

 

S◯本店の担当者いわく「イオンのプランは内容の変更が早いので私も把握できていない」との発言。それじゃ駄目だろ、と言いたいのを叔父への対応が悪くなるのを危惧し堪える。その後、葬儀後に使用するダンボール製の自宅飾りを葬儀当日に渡すと言われ、「すでに枕飾りは受け取ってますよ」と言うと「S◯本店オリジナルの祭壇です。追加料金かかりませんので使ってください」との事なので受け取ることに。その日はそこまで。

 

翌日、叔父を斎場へ移送してもらい、その翌日面会に。翌々日も面会に行くと、弔問客に案内する、葬儀の日程と場所の案内の紙を渡される。(式の前日って遅すぎる) 驚くことに、斎場の住所が間違って(不完全)いる上に、普通は記載されているはずの簡易地図すら載っておらず、急ぎでワープロで作った安っぽいペラ紙だった。S◯本店に対する不安と不満が募る。

 

葬儀当日、やはり上記ペラ紙の案内ではたどり着けない親戚がいた。少し遅れて集合、受付事務用品すら用意されておらず、受付スペースの案内もなし。前代未聞の受付なし芳名帳無しで誰が来たのかの記録は自分でしろとのことなのか?

 

納棺の儀が始まるも葬儀スタッフが見当たらず 打ち合わせ時の担当者1人のみで始まる。いままでの葬儀でスタッフ1名なんてことは無く最低でも2~3人は居たと思う。イオンのお葬式はここまで落ちたか

 

きちんとした説明もなく納棺の儀、自分たちで白装束を着せたいと言うと、出来ません、との返答。葬儀社スタッフ1名では無理だわな。あっという間に納棺の儀が終わり「葬儀の準備をするので控室で待機してください。」と言われ隣室の控室へ。

流石に葬儀準備は他のスタッフも来ているだろうと思い覗いてみると1人で準備をしている。大丈夫か? ワンオペでの葬儀は不可能、ワンオペ故の不手際多数あり 今思うと前記の受付や芳名帳の件もワンオペ故の事だったと思われる。

 

今回お坊さんはイオンの紹介で葬儀費用と一緒にカード払いとなっていた。お坊さんの控室へ挨拶に伺う。法名の説明を受け微妙な空気感が漂ったので、「お布施はカード払いになっているのですが伝わっていますか」と尋ねると「知りませんでした初めての事ですが承知しました」との返答。控室から出て、ワンオペのスタッフに「お坊さんわかってなかったです」と言うと「私も初めてでよくわからないんです」との返答、こいつ大丈夫か?怒りが込み上げる。他のスタッフが来たら苦情を言おうと思い、ここは堪える。

 

葬儀が始まる。スタッフ1名ワンオペのまま。ワンオペの葬儀なんて、聞いたことも見たことも無いのは私だけ?

イオンの一日葬では当たり前のことなのか? 

喪主として叔父をはじめ弔問の親族に対し申し訳ないやら、恥ずかしい気持ちでいっぱいだ。火葬の時間が決まっているので葬儀を止めて抗議する訳にも行かず葬儀は進む。初七日のお経が終わり、出棺準備をするとの事で控室へ移動。ここまでは完全なワンオペ

 

準備が出来たとのことでふたたび会場へ。

最後のお別れ、棺の中を花で飾る、花をみんなに渡すのもワンオペなので私の弟が手伝っていると、明らかに喪服ではないシワシワの黒っぽいパンツにジャケット、黒いワイシャツ、濃紺の生地に白いワンポイントの入ったネクタイを締めた20歳前後の青年が手伝い始めた。

 

明らかに喪服ではなく場違いな若者の登場に一同唖然、その服装の人間に葬儀社側が手伝わせるのは駄目だ。遊びじゃないんだぞ、死者の尊厳をなんと心得ているんだ、ワンオペより酷い。

 

棺を花で飾り終わると、「これより出棺の義」となる。最近の葬儀で必ずあった「棺の蓋を釘で打たない」旨の説明も一切なく、ワンオペスタッフと喪服ではない青年の二人で叔父の棺をストレッチャーに若干斜めに乗せ(斜めって荷物じゃないんだぞ)、スロープすら無い段差の出口をガタガタと押出す、

 

ここから当然みんなで棺を持って霊柩車(寝台車)に乗せる出棺と思いきや、一切の説明もなくストレッチャーのまま勝手に荷物のような扱いで霊柩車へ乗せられてしまった。怒りと悲しみで気が狂いそうだった。

私は霊柩車に同乗なので運転手さんにワンオペの葬儀について質問しようと思い乗車し待っていると、ワンオペスタッフが斎場の戸締まりをして乗り込んできた。霊柩車の運転まで同じ人間が担当。葬儀場に他のスタッフは1人もおらず、完璧なワンオペ葬儀に驚愕した。

そして乗用車で火葬場へ向かう人に渡す火葬場までの案内(地図)も無く、乗用車の人への説明も一切無く、最近はあまり使わなくなったが、◯号車の札を使うか否かの質問もなくもちろん渡されずなんとなく出発。見送りだけでもと駆けつけてくれた方に葬儀社から一言もなく(唯一のワンオペスタッフは霊柩車を運転しているので当然無理)終了したのか、してないのかもわからないまま見送りの方は帰宅。本当に申し訳ない。

 

霊柩車内で、あの青年はどなた?と質問すると「花屋さんです。最後手伝ってもらいました」と悪びれる様子もなし。(今思うと緊急に募集したアルバイトなのではとも思う)ワンオペの葬儀は初めてです、と私が言うと「人が足らないんでワンオペになりました」と堂々とワンオペを肯定した。「S◯本店さんはこれから伸びそうですね」と皮肉交じりに言うと「ありがとうございます...云々」まるで通じない。

久保山火葬場につくと昼食の業者さんが案内してくれ、その後、火葬場の職員なのかS◯本店の人なのかわからない女性の先導で炉前に、お経と焼香を済ませ控室に案内される。するとワンオペの人が現れて「私はこれから戸塚に行くのでこれで」、私が「戻ってきますよね」聞くと「先程の女性がうちのスタッフなので」とのことで直接の引き継ぎもなく、そして支払い前にも関わらず領収書を私に手渡して、行ってしまった。イオンは最終的な確認を済ませているのだろうか?

 

呼び出しの放送があり、炉前へ。拾骨し骨壷を受け取ると、イオンのパンフの仕様と違う白木の箱、出口で女性スタッフにその旨伝え、ダンボール製の祭壇も受け取っていなかったのでその旨伝えると、困惑した表情で、「渡してあるはずですが....もらってないって事ですか?」との返答。どこまで駄目なんだ(怒) 結局「後ほど担当者(ワンオペの人)から電話します」となり、帰宅。ほどなく電話があり、スタッフがお届けします。骨壷の箱も持っていきます」と言われ電話を切った。遺影立てを受け取って無いことに気づき電話する。すると、「ダンボール祭壇の中に入っています」とのことでスタッフの到着を待つ。あまり待たずしてスタッフ到着、白木の箱をそのスタッフが交換すると言うので、「後で私がやるので結構です」と言うと「交換してもらわないと困る」と言うので「え?もう一回使うつもり?」と聞くと「使わないです」と言って慌てていた。怒り心頭で叔父の骨壷に触れてほしくなかったので私自身で交換し元の箱を渡すと、その箱の中に新品の骨壷を納めそれを丁寧にビニール袋に収めて、「申し訳ありませんでした」の挨拶、帰ろうとする。他にも忘れてる旨指摘すると慌てて車にダンボール祭壇を取りに行き、開封しながら「遺影立てだけですよね」と、呆れて喋る気にもならないが、「全部だよ」と言うとダンボール祭壇ごと置いて帰っていった。

 

今思い返すとワンオペ故の不手際は書ききれないほどあった。 

ワンオペの件をイオンに質す元気もなく、もう関わり合いたくも無い気持ちになる。

ワンオペと知っていたら私は絶対に依頼しなかった。

 

ワンオペと知っていたら頼まない可能性が高い重要な要素なので、イオンが承知していたのならば、その旨を表示していないのは大問題である、と思い落ち着いたら聞いてみることにする。

 

翌日になり、親戚からあの葬儀はどういう事だ?ワンオペの葬儀なんて行ったことがない、安く済ませたんだろ、と非難轟々、

やはりワンオペ及び喪服ではない若者のちょい手伝いは非常識すぎる。

 

イオンのパンフレット23ページに追加スタッフが必要な場合は追加料金が発生すると書いてある、1人いくらなのだろう?私が選んだ一日葬の標準的なスタッフの人数は何人なのだろう?まさか1人ではあるまい。(後にイオンに聞いたところ、一日葬では最低でも2名以上にて執り行うとの事、ワンオペなんて不可能だね)

 

ワンオペではパンフレット通りの葬儀は出来ないのだから、葬儀自体成立していない。葬儀にやり直しはきかない、叔父への尊厳は深く傷つけられ、私の信用も霧散してしまった。

謝って済む問題では無い。それともイオンは、ワンオペを肯定もしくはワンオペであった事実を認めないのかも知れない。しかし私は式の一部始終および霊柩車内の会話をすべて録画してある。

 

葬儀から一週間以上が過ぎ、もう関わりたくないワンオペの件や受付の件の抗議どうしようかと思っていたら、新たにおかしな事が見つかった。

 

プラン内でオリジナル会葬礼状・お礼の手紙を作れるので、打ち合わせ時にお礼の手紙を30枚注文した。

パンフレットの10ページにはお葬式にお呼び出来なかった方へのお知らせ・死亡通知として....と紹介されている。 注文した手紙の内容は紹介の通りの使い道を想定した内容である。その手紙の表書きが「御会葬御礼」となっている。会葬礼状と同じ台紙に印刷されているのだ。それって普通のことですかね? 

親戚が気が付き、私はもう喪主失格です。以前のイオンのお葬式はここまでは酷くなかった。それともイオンはそういう物です。と押し切るつもりでしょうか?

 

これでは安かろう悪かろうである。と言うより、4月の地元大手の「葬儀の◯橋」と比べて総額では大差なかった。これでは「高かろう悪かろう」である。今回の葬儀が「イオンのお葬式」の標準でないこと、ワンオペなんてありえない事であることを願う。

 

このブログを見たイオンの葬儀から連絡は来るのだろうか。

 

(会話は内容の意味を要約して書いております。)