この詩が、なぜ私の手元にあったのかわからないのですが、、。
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わたしは体をもっているが、体はわたしではない。
わたしは自分の体を見、感じることができるが
見たり感じたりされうるものは真の見る者ではない。
わたしの体は疲れたり興奮したり、
病気になったり健康であったり
重かったり軽かったりするが、
それはわたしの内なる<わたし>とは何の関わりもない。
わたしは体をもっているが、体はわたしではない。
わたしはいろいろな欲望をもっているが、
それらの欲望はわたしではない。
わたしは自分の欲望を知ることができるが、
知られうるものは真の知る者ではない。
欲望は去来し、
わたしの意識を漂いよぎっていくが、
それらはわたしの内なる<わたし>に影響をおよぼしはしない。
わたしはいろいろな欲望をもっているが、
それらの欲望はわたしではない。
わたしはいろいろな感情をもっているが、
それらの感情はわたしではない。
わたしは自分の感情を感じとることができるが、
感じられるうるものは真の感じる者ではない。
感情はわたしをとおりすぎてゆくが、
それらはわたしの内なる<わたし>に影響をおよぼしはしない。
わたしははいろいろな感情をもっているが、
それらの感情はわたしではない。
わたしはいろいろな思いをもっているが、
それらの思いはわたしではない。
わたしは自分の思いを知り、
それらにしたがうことができるが、
知られるうるものは真の知る者ではない。
思いはわたしを去来するが、
それらはわたしの内なる<わたし>に影響をおよぼしはしない。
わたしははいろいろな思いをもっているが、
それらの思いはわたしではない。
(星川淳訳 アメリカ現代思想2より)