偶然テレビがついてて観る事ができた番組。
「じゅうどう ぼくのいっぽん!障害児と柔道家 信頼の詩作現場 」
愛媛県のデイサービスセンター「マミー学園」では、
ダウン症や自閉症の子供達が集まり柔道教室が開かれる。
先生の仲野さんは柔道の時に子供達が発する言葉を書きとめて
詩を作り、親御さんに届ける取り組みをしている。
障害児と長くかかわってきた仲野さんが、この取り組みを始める
きっかけになった出来事について話していた。
ある重度の自閉症児、普段殆ど言葉を発さなかった子が、ある時
粘土遊びをしたら、その粘土に突然言葉を刻み始めた。
それは、「ぼくが死んだら、おじいさんと同じお墓に入れてください」
というものだった。両親の代わりに育ててくれた祖父が亡くなり、
その祖父に対する気持ちを書いたものだった。
それを目の当たりにした仲野さんはとても驚いたそう。
そして、「彼らのほうが人間として上だと、尊敬の念を抱いている。」
とおっしゃっていました。
実際に、子供達が柔道をしていく中で、色々な言葉を発し、
それを詩の形にしているものを紹介していたのだけど、
とても純粋で、美しくて、胸にくるものがありました。
色々考えさせられた、とても良い番組でした。