こんばんは。
渡辺謙さんが、ブロードウエイで大活躍されましたね。
トニー章のノミネートは、日本人としても凄いですけど、私にとっては、骨髄移植を乗り越えて、
あそこまで社会復帰された人として、希望であります。
これまでも辛い時や苦しい時には、渡辺謙さんが頑張っているのだから、と彼の姿を尾も浮かべ、
その都度、勇気というか、頑張ろうという気持ちを与えてくれました。
今、改めて思うと、血液のがんになり、抗がん剤治療や放射線治療を受け、最後の手段として
骨髄移植を選択し、また、命を与えられた人というのは、本当にラッキーだと思うのです。
ラッキーというと、軽いのりのようですが、本当に幸せなことなんだと思います。
ただ、毎日を生きていると、移植前のようには思うようにいかなくて、これなら死んでしまった方が
良かったと、何度思ったか分かりません。
きっと同じように辛く、苦しい日々を経験されている方も、骨髄移植患者さんの中には大勢おられると
思います。
私が苦しいと感じたのは、社会復帰が容易ではないということ、体調が発病前のようにはいかない、
そして何より一番辛いのは、経済力がゼロで、入院費や治療費などの多額のローン返済が
毎月あるということです。
それでも何とかキャッシングローンを繰り返し、借金の額は多額となっていますが、自転車操業を続けつつ、仕事を探し続けてきました。
それもこれも、若いころからの浪費癖が直らず、貯金もせずに、バンバン使い続けてきたからなのです。
保険も、まじめに考えたことがなく、健康体でしたので、まさか、こんなことが自分の身に起こるとは
考えたことも、思ったことも全くなかったんです。
危機管理の甘さというか、本当に馬鹿だったと思います。
お金については、何度も周囲の人に意見されていたのに、全く実行できずにいましたから・・・・。
でも、いざ自分がこういった体験をしてみると、これまで言われてきたことの意味がだんだんと
身にしみて理解できてくるようになり、そうすると、それまでの健康だった頃の私では
感じなかったであろうようなことも深く感じるようになり、ますます日々辛く、苦しくなった時期も
ありました。
というか、今もあります。
ただ、渡辺謙さんだけは、血液のがんを乗り越えてからの活躍の凄さから、
本当に、生きる勇気を与えてもらっている気がするのです。
だから、このブログも大したこと書いてないけど、もしかして辛い治療を乗り越えようとされている方たちの
なんらかしらのヒントとか、参考とかになってくれると嬉しいなあと思いました。
又、そういうことも、多分私にもう一度生きるチャンスが神様から与えられた理由の一つなのかもしれないと思うのです。
愛しています。