大きなチャンスを逃したあなたへ。
あなたが千載一遇のチャンスを逃したとき、おそらく沢山後悔してあらゆる手段を使って
時間を巻き戻そうとします。
しかしそんなに悔やむ必要があるのでしょうか?
というのはあなたにはまた同じようなチャンスが訪れる確率が高いのです。
何故かというと一度それに恵まれたあなたは、ほかの人に比べ
再びそのチャンスに巡り合う機会のある人物だといえるからです。
再びまったく同じチャンスが巡ってきたとして、あなたはそれを受け入れますか?
実は私は、よく考えると再びそれを受け入れない、と考えることの方が多かったのです。
過去、私がチャンスにうまく乗れなかったのは、少し迷いがあり
よく考えるとその機会に魅力が足りない部分を感じていました。
だからもし、あの時チャンスに乗ったとしても、その価値が分からず手放してしまったかもしれません。
なのに時がたって後悔を引きずってしまうのは、今の不安な気持ちが、
過去を美化し、依存する心理があることに私は気づきました。
ところで一方、同じチャンスが来たら今度は当然受け入れる、という人もいるでしょう。
その時、今度は以前と違い準備が必要です。
再びめぐってくるチャンスの瞬間というものがあります。
必ずその日を逃さないようにしましょう。
恋愛などの場合は少し違って、あまり自分にストレスを掛けないことをお勧めします。
経験から、安定したときに行動を起こすのが一番正確な方法だと思います。
気持ちを楽にして、お金を稼ぎ、友人を作り…そして勇気をもって行動しましょう。
ですが、再びチャンスに巡り合うまでにはあなた自身は楽にしているわけにはいきません。
そのチャンスから離れていても、十分人生を謳歌している印象を相手に与え、自立したイメージをみせるのです。
そして相手にチャンスを逃したことを惜しむようなそぶりを見せない方がいいです。
というのはあなたにとってチャンスは、前より少し利己的な存在となっているのです。
相手の中に「自分の欲求」を見るパーセンテージが上がっているのです。
そんな下心をもつあなたは、相手にとって、相当利益になる人間になっていないと割に合わないのです。
できれば前よりもグレードアップして何かを成し遂げている事がのぞましいです。
一例ですが、私の知り合いに就職浪人をして一流企業に入った人がいます。
浪人している間、国連英検1級を取得し、次の年、見事に一度落とされた企業に入りました。
これは双方が得をする素晴らしい解決法だと思います。
チャンスをリベンジするには必ずある一定の「時間」がかかる事を想定し
その間を有意義に使う事を考えた方がいいかもしれません。
それは必ずしも無駄にはならず、むしろその後の人生を加速させる要因になり得ると思います。
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リベンジを誓ったとき一番無駄だったと感じるのは「後悔」していた時間です。
ときに人はチャンスを逃したことにより、大きな心の傷を負ってしまう場合があります。
過去の私がそうだったのですが、今当時の自分に向かって助言をしてみようと思います。周りの人には分からない、人生の大きなものを失ってしまったと思い詰めてしまう事が、よくあります。
この場合、あまりに悔やみつづけると、その人の本来の人生から離れてしまう場合があります。
美化された過去がその人の人生を壊してしまうのです。
思い詰めることは沢山あるでしょう。
けれど、こんなことで立ち直れない人間はまた転んだらたぶん同じように苦しむので、
今挫折して正解です。
ちなみに、この時なるべく敵を作らないように。
後悔がつのって関係のない人と喧嘩をしてしまった場合は、できるだけ仲直りしましょう。
でも、こんな言葉で癒されないという事は私は百も承知です。
しかし最近になって有効ではないかとおもう方法を二つ思いつきました。
■一つは、夢中になれる分野の学校に入る。
本当にやってみたい事を、お金を払い、プライドも恥も関係なくやってください。
仕事で解決しようとすると考え方が打算に傾くので×です。
因みに私の場合それは裁縫でした。それをしている間は時間を忘れて没頭でき
作り終えたときは悲観とは無縁の世界でした。
さらに何かに夢中になっている間、無意識に思考し続けるので
終わるころに解決の糸口が見つかることもあります。
■二つ目は、真っ白になる、と言う事。
後悔の構造は
【0の状態】 → 【10の状態】 → 【2の状態】
の様に本来10だったものが2で終わってしまう事が耐えられない、という
苦しみだと思うのですが、どうでしょうか?(私はそうでした)
だとしたら残りの2ごと頭の中から消し、思考0から始めるのです。
一番最初の無意識の状態に自分をリセットしてみる。
何も期待していなかった時に巻き戻す。
コメディアンは一番面白いことを言う時に何も考えていない、と言われます。
100持っている人でも正しくは自分は0だと思うものだと思います。
なの自分は2ではなく0だと思うのは、本来の自分を取り返す感覚かもしれません。
一度執着を捨てて、本当に満たされる事をやってみると、霧の中に居たはずが
いきなり頂上への道が見えることがあります。
これがまさに自分を変える瞬間です。
人が本当に望むものから離れるということは、本当に不幸なことです。
けれど平穏な日々から離されたとき自分に巡ってきたチャンスがどれだけ価値のあるものだったか、改めて知ることでしょう。
チャンスを逃すのは最初だけではありません。一旦つかんでも
すぐに手放してしまうこともあるのです。
だからチャンスを失い、再び立ち向かうのは悪いことだけではないのです。
人生は本当に挫折してからなのです。
過去私はおよそ5年間くらい悔やんで毎晩泣いていたことがあります。
その間周りの人に迷惑をかけるだけで、ちっとも美しい人間ではありませんでした。
そして本当にかわいそうな事を自分にしてしまいました。
広い世界には思いがけない出会いが沢山あるのです。
あなた本来の望みは何ですか?
お金は他でも手に入ります。
同じような気持ちにさせてくれるものは山ほどあります。
時間を無駄にしてはいけません。