息子のお迎えに駆け足で向かうとき、

目が合った紫陽花。


紫陽花って、不思議だな


他の花はがくとして

主役の花びらを支える

縁の下の力持ち。


ただひたすらに

影で支える役どころ。


でも、紫陽花は違う。


今度はきみが主役になったらいいよ。

だからドレスを身に纏うんだ。


いつもの役を忘れて

ドレスを纏う今を

全身で楽しんで踊ってるみたい


そんなことをふと思った。


いつも主役の花も、

このときばかりは

小さく小さくまとまって


ただの点になって

ドレスの真ん中をとめてる

ボタンみたい


いつもはみんなに見られるから

しゃんとしてなきゃいけないけど

今日は小さく丸まって

控えめにくすくす笑ってる


主役にもそんな時があるのかな


なーんてね🍀


自然って素敵。


ただただ、そこに咲いて

ただただ、そこで生きて


命を全うする


それが全て。


花ひらいた時も

花真っ盛りな時も

omokageになった時も


ただただ

そのままの姿で


それがいい


それで、いい。