「親の心、子知らず」とはよく言ったもので、人の親になってからこの言葉を痛感している人は多いかと思います。(私もその一人です笑)

 

子どもだから、
世間をまだよく知らないから、
人生経験が少ないから、
 

…だから親の気持ちはわからなくて仕方ないよね、と納得するのですが、

では、
親であれば、
世間をある程度知っているから、
人生経験を積んできたから、
 

…だから親は子どもの気持ちが分かるのかと言えば、そうでもありません。

 

自分の子どもだから自分と似てこう思うだろう、とか
 

自分の子どもだから言葉にしなくても気持ちは伝わる、とか
 

自分の子どもの気持ちが分からないのは親として失格だ、とか

そういう考えは大きな落とし穴。


 

子どもであっても、人としては親とは別の人間であり、

思考や行動も別物というケースの方が普通だと思っている方が

余計なケンカを避け、お互い平穏に生活できる秘訣かと思います。

 

自分に似ていると感じるのは、子どもは親を真似るものだから。

言葉を口にしなくても伝わると感じるのは、ドラマや映画に影響され過ぎかもしれません。
ドラマや映画の中で見られる濃縮した瞬間というのは実際の日常生活でそうそうあるものではありませんよね。

こどもの気持ちが分からないのは親として失格だと感じるのは、世間がそう言っているからにすぎません。

 

あなたと子どもは別物。
好きなものも違えば、嫌いなものも違う。
相手のことを全部知ろうと思ってもそれは不可能。
相手をコントロールしようなどいうのはあなたの独りよがり。

 

 

じゃあ、親子とは何?と感じる人もいるかもしれません。

 

 

親と子の間にはやはり親子であるがゆえの繋がりがあります。

ただ、それは一般論では括ることができないその親子特有の繋がりです。

 

 

その特有の繋がりは命式に示されていますが、命式を知らずとも、

親が子供を一個人として尊重し、

子どもが親に世話にならずに独り立ちすることができたとき、

あぁ、これか…と感じられるものかもしれないなと思います。

 

 

 

 

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