SNS上での交流はあっても、

ふだんなかなか会えない日本人ママさんたちに

会う機会ができ、光化門で女子会。

 

ちょっと遅めのランチに選んだのは

最近、私が気に入っているベトナム料理店

 

「BanhPho6」

 

クリック→■반포식스 광화문점(BanhPho6 光化門店)

 

ビルの2階、3階がレストラン。

 

 

広くて明るい店内。

 

 

 

「何食べる?」

ということで選んだのは、

「3人用セットA」

 

やはりこういう時はセットメニューが楽。

 

ところで以前、東方神起のチャンミン

よく行くという

南大門の中華しゃぶしゃぶ店

「ハイディラオ」

に雑誌の取材通訳で同行した時のこと。

 

「チャンミンの好きなメニューは?」

をまず尋ねた後、取材陣もここで

お昼を食べちゃおうという話になり、

 

「どういうメニューがお勧めですか?」

とマネージャーさんに訊いたんですよね。

 

そうしたら、

「ほんとうは当店ではセットメニュー

というのはなかったんですが、

韓国ではセットメニューが好まれるので

おすすめのセットがいくつかあります」と。

 

はは~なるほど!目

 

中国だとセットはなくて、

自分の好みの食材やソースを一つずつ

ちゃんと頼むんだ!

 

う~む、しかしそれはたしかに

韓国人にはまどろっこしすぎてあかんやろなあ。

 

やっぱ美味しいものが揃って

しかもお得な値段でのセット。

 

さっくりそういうのを頼んで、

パッと運ばれてきて、ババっと食べる。

 

韓国ではこれですな。爆  笑

 

韓国生活20年を超える私たちも

すっかりそのパターンに慣れ親しんで、

結局頼んだセットもの。

 

登場したのはこんな感じ。

 

ビーフチャーハンが2人分ぐらいの量なので、

女子3人だとけっこうお腹いっぱいになる量。

 

 

 

 

 

今はどこに行ってもベトナム料理店ありで

光化門にももちろんいくつかありますが

私はここの味はお気に入り。

 

 

 

久々に会ったもんだから

家族やそれぞれの仕事の近況などに花が咲く。

 

「まだもう少し時間大丈夫」

ということで、食後のコーヒーを飲みに。

 

向かったのは

光化門のマイオフィスの一つ

「HOLLYS COFFEE」

 

窓際の明るい席を陣取る。

 

向かいには教保ビルが見える。

このビルの地下1階が「教保文庫・光化門店」

 

話している間に、人がわらわら

集まりだして映画の撮影が始まる。

 

何時間も話し込んだので

話したことは山ほどあれど…

 

印象に残ったのは、

「世代差」という話。

 

「韓国人男性って、1950年代生まれだと

ほぼ朝鮮時代よね~」(現在、60代に該当)

 

「そうよね~。50代でも地域によっては

それに近い人が多くて、40代になると

かなり私たちに近いよね」

 

「そうだよね。30代以下になると

ほぼ日本人と同じ感じ」

 

「夫の兄弟でも、40代の義妹だと

話がすごく合うんだけど、それより上の

人になると話合わないよね」

 

みたいな。

 

 

そう。今の60代以上の方だと

「男子厨房に入るべからず」が

徹底しているけれど

 

今の40代以下だと、

男性が「家事を手伝います」…

というか「家事をシェアします」と

約束しなければ女性側が結婚してくれない

といった言葉がふつうに語られますよね。

 

まあそれに、

食べ物の好みでも、

60代以上の特に男性となると

圧倒的に韓国食好みで、

日本食とか洋食はちょっとね…。

 

パンやピザは間食にはなっても

けっして主食にはなりません。

 

40代以下になるとそれも変わりますけどね。

 

40代より下になると

日本のケーキやコーヒー、お菓子が

おいしいと評価できる。

 

しかも、それをわざわざ食べに

日本に行きたいということすらある。

 

20年前の韓国には見られなかった

光景ですが。

 

私が「世代差」ということを

少し別の角度から実感した出来事に、

こんなことがありました。

 

以前、日本の某人気女性誌の

パク・クネ元大統領事件の取材に

通訳として同行した時のこと。

 

移動にはタクシーを利用することが

多かったのですが、運転手さんの

年齢によって、パク・クネ事件に対する

見解が見事に分かれるんです。

 

50年代生まれより上の方になると

圧倒的にパク・クネ支持。

 

というか、パク・クネに同情的。

 

たしかに彼女が悪くなかったとはいえないけど、

彼女は周囲に利用されただけだ。

 

韓国人は、彼女の父親である

パク・ジョンヒ元大統領の恩を

絶対に忘れてはならない。

 

ムン・ジェインは赤(共産党員)だ。

 

ムン・ジェインなんかに国を任せたら

韓国は共産化される。

 

みごとに判で押したかのように

同じことをおっしゃてました。

 

でも、それ以下になるとまったく

 

この時、

「はあ~、韓国という国は

世代によってきれいに価値観が分かれて

いるのだなあ」という印象をものすごく

強く受けました。

 

こうなると、一つの国に

異なる二つの国が存在しているかのような

錯覚に…。

 

まあともかく、

韓国の場合、特に近代は

ほんとうに「激動の歴史」韓国

 

そしてそこに深く関わっている

「日本」日本という国出身の私たち。

 

ということでこの現象についても

軽々しくコメントできないというのが

私のスタンスです。

 

 

あと、多文化政策についての話とか。

 

韓国の学校教育の問題点も

たしかに存在するけれど、

 

「多文化政策が本格的にスタートしてからは

私たち多文化家庭、

かなり恵沢があってありがたいよねえ」

 

というコメントが。

 

「昔はけっして外国人に親切な国では

なかったけど、今は外国人に対しても

サービスのいい親切な国になったよね」とも。

 

私自身の実感としても、

うちの子供たちが小学中学年の頃に

スタートした多文化家庭政策は

ほんとうにありがたかった、というのは

あります。

 

それまでは国際結婚ハーフであることの

メリットやデメリットなどにいっさい

着目してもらえなかったのが、

あれを機会に、

学校の先生のハーフの子供たちへの見方、

周囲の人たちの見方、扱い方が明らかに

変わりましたからね。

 

あれはほんとうに助かりました。ぐすん

 

時代の流れといいますか、

子供たちが小学生のあの時期に

そういった変化があったのは、

私にとってはひたすらラッキーなことでしたね。

 

 

しゃべればキリがない女子のことですので

話題にのぼったことはもちろん

もっとありますが、

 

久々に会ってお互いに

「私たちも、韓国でほんと頑張ってるよね~」

と励まし合いながら

元気になれた女子会の報告でした。

 

(まき)

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