リハビリ徒然日記ひと言添えて

リハビリ徒然日記ひと言添えて

ある朝、突然左手左足が動かなくなった。自由を失った。仕事も失った。神様は希望だけは奪わずにいてくれた。それまでのコト、それからのコト、これからのコトを気のむくままに、そのときどきに拾ったひと言を添えながら綴ってみた。

 

先日、コンビニで支払いを済ませ店から出たとき

前を歩いていたOL風の女性がポケットから財布らしき物を落とした

 

まったく気づかずに行ってしまったので

「すみません!」

と呼び止めたが気づかない

「すみみませーん!!」さっきよりも大きな声で叫んだが

電話しながらなので全然気づいてくれずスタスタ歩いて行った

 

追いかけたが、なにせ杖をついての歩行

追いつけるはずもなく、女性は電話しながら気づかないまま

 

何度か大きな声で叫んだがまったく気づいてくれない

 

財布なので、中に身分の分かる物も入っているかもしれないので

後で交番に届ければいいか、と思って諦めかけたところ

傍ににいた青年が気づいてくれて

その女性に駆け寄って呼び止めてくれた

 

なんとか財布を渡すこととができた

 

が、女性は急いでいたのか、とても大事な電話だったのか、

電話を切ることもなく、慌てた様子で「あっ、すみません」っと

とりあえず社交辞令的に御礼のようなフレーズをひと言呟いて去っていった

 

助けてくれた青年も唖然とした様子だった

 

財布を届けちゃまずかったのかな~?

と思ってしまうほどの対応だったびっくり

 

若かりし頃の自分なら彼女の対応に腹を立ていたことだろうが

今の自分は心に余裕ができたからなのか、

「ま、彼女も急いでいたからあんな対応になってしまったのだろう」

と冷静に受け止めることができた

 

目の前で起きた現象をどう受け止めるかは自分次第だし

 

翌日、自宅でスマホが無いことに気づいた。

どこを探しても見当たらないガーン

 

家には誰もいないし、iPadも手元にない

万事休す叫び終わった・・・

 

2時間後

神降臨

 

嫁さんが帰宅したので電話を掛けてもらった

「頼む!誰かでてくれー」

 

!!!!!!

 

嫁さんが「あッ!もしもし!」

 

「助かった~」

キセキ的に拾って下さった方が、ちょうど交番に届けてくださるところだった

 

5分後、交番前で愛しの我がスマホに再会

自宅近くの雪の上に落ちていたそうで、すぐに交番に届けようと思っていたところに

電話がかかってきたらしい

 

なんと御礼を述べたらよいかわからないまま

「本当にありがとうございました」とありきたりの言葉しか出てこず

何か他にもっと感謝の気持ちが伝わる表現がないかなー思っていると

その方はかなり急いでらして、しっかり御礼することもできないまま行ってしまわれた

 

大事な大事なスマホを無事に届けてくれた方

どこのどなたかも分からないまま

 

その方にすれば、何も特別な事は一切してなく、至極普通のことだと思ったのかもしれない

私にすれば、命の恩人に次ぐ恩人と言っても過言ではなくらいの出来事

 

結果論だけど、もし昨日財布を拾ってあげた女性の態度に

「せっかく拾ってあげたのにー!」と腹を立てて悪い波動を放っていたら、もしからしたら
スマホは見つまらないままで今頃途方に暮れていたかもしれない

 

スマホを見つけてくださった方は財布を拾ってあげた方の「鶴の恩返し」で現れたのかなー?

とステキな結末にしてみた