こんばんは(*^ー^)ノ


今日から国連地球生きもの会議の本会合・COP10が名古屋で始まりました。


「COP(Conference of the Parties)」とは、国際条約を結んだ国が集まる会議(締約国会議)のことで、COP10は、生物の多様性をどう守っていくか話し合う公式会合です。


10回目にあたる今回は、193ヶ国とEUの政府代表や非政府組織(NGO)のメンバーなどが出席しており、登録参加者数は1万2千人を超える過去最多となっています。


今会合では、先進国が発展途上国から薬効のある動植物や微生物などの遺伝資源を適性に入手し、商品化することにより発生する利益を、発展途上国とどのように分配するか配分を定める名古屋議定書が採択できるかどうかに大きな注目が集まっています。


他にもテーマはあるのですが、この問題ばかりが専らニュースに取り上げられている気がします・・・。


生物の多様性が失われるのを止めるために各国が取り組む2010年以降の新たな国際目標を作ることも重要なテーマです。


先進国と発展途上国の間には、大きな主張の隔たりがあり、議定書原案30条のうち14の条文で対立している現状があります。


最終日の29日、果たして30の決議は採択されるのでしょうか。


ちなみに、日本政府は「新戦略目標」について、陸域の保護地域を2020年までに地球全体の15%などとする数値目標を盛り込んだ「愛知ターゲット(目標)」を各締約国に提示して交渉を進める方針であり、山間部や農村地帯で人間が守り育ててきた里山の概念を「SATOYAMAイニシアティブ」として各国に訴えるようです。


菅首相も27日からの世界の閣僚級会合に出席・演説される予定です。


日本は議長国でもありますが、体裁はともかく、地球環境保護や世界の発展に向けて建設的な主張をし、意義ある会合、意義ある決議採択となることを期待したいですね。


COP10の公式ホームページを見ると、「生物多様性」は幅広い概念であるとされています。


1. 「種の多様性(=いろいろな生き物がいること)」

地球上には、科学的に明らかにされている生物種が約175万種、未知のものも含めると3,000万種とも言われる生物が暮らしています。


2. 「生態系の多様性(=さまざまな環境があること)」

地球上には、自然林や里山林・人工林などの森林、湿原、河川、サンゴ礁など、さまざまな環境があります。すべての生き物は、約40億年もの進化の過程でこれらの環境に適応することで、多様に分化しています。


3. 「遺伝子の多様性(=それぞれの種の中でも個体差があること)」

様々な環境に対応するためには、乾燥に強い個体、暑さに強い個体、病気に強い個体など、さまざまな個性をもつ個体が存在する必要があります。そのため、同じ種であっても個体間で、また、生息する地域によって体の形や行動などの特徴に少しずつ違いがあります。


このように、自然が創り出したこの多様な生物の世界を総称して「生物多様性」と言うのだそうです。


また、生物多様性とは、進化の結果として多様な生物が存在しているというだけではなく、生命の進化や絶滅という時間軸上の変化も含む概念であるため、現在の生物の多様性をそのまま維持していくよりも、競争や共生など生物同士の自然な相互関係により、自由に進化・絶滅していくダイナミズムが確保されてこそ、生物多様性の保全につながると考えられています。


生物多様性条約には3つの目的があります。

1. 地球上の多様な生物をその生息環境とともに保全すること

2. 生物資源を持続可能であるように利用すること

3. 遺伝資源の利用から生ずる利益を公正かつ衡平に配分すること


現代は恐竜の絶滅以来の第6の大絶滅時代にあると言われていますが、1年間に約4万種と言われる現在の絶滅のスピードは、恐竜時代の絶滅速度よりはるかに速いそうです。


先日の輪廻転生の話しの続きではありませんが、もしかして未来、転生をしたならば、その時の地球は誰もが住みやすい環境であって欲しいですね。


これからを担う若い世代のためにも今、私たちにできることを頑張りましょう!


数秘術で生物を見ると姓名数3、ハート数9が現われました。


3は創造性を与える数字です。


創造し、表現したことを他者と共有することができ、希望と喜びを分かち合うことができるのです。


また、3は統合も象徴しており、さまざまな要素をまとめ周囲に変化をもたらします。


魂の欲求を示すハート数9は、グローバルであたたかく、相手を理解し赦すことができる数字です。


地球全体を一つの生き物と捉え、全体の幸せを求めています。


地球を構成しているあらゆるものに「心」が宿っているのかどうかはわかりませんが、すべてにとって良い形で循環していく世の中を模索・行動していかなければならない時代に入っているようです。