夢に向かって | 加納亜季の毎日を笑顔にするコーチング Smiling Face

加納亜季の毎日を笑顔にするコーチング Smiling Face

30,000人の女性を支えてきた加納亜季が綴る心を元気にさせてくれるコツ

ソチオリンピックも、いよいよ終わりますね。
選手達の素晴らしい活躍を見ていて、つくづく思うのは、
オリンピックは「いかに普段通りの実力を発揮できるか」の
勝負なのだということです。

オリンピックに出場するほどの選手達ですから、
実力にそれほどの差はないはずです。
しかし、自分の気持ちを好調なときの状態に切り替え、
実力を発揮できた選手と、それができなかった選手の間には、
雲泥の差がついてしまう……。

私達の仕事や試験、面接なども同じだと思います。
普段通りの力を素直に発揮できれば、うまくいく。
ぜひ、今までに紹介した「ハッピータッチ」や「ハッピーシアター」を利用して、
緊張する場面でも、自分の望む結果を出してくださいね。

さて、今週の一言は「夢に向かって」です。

みなさんに「夢」はありますか?
「夢」といっても、壮大なものばかりが夢ではありません。
こんなことをはじめたい、こんな状態でいたい、こんな仕事につきたい、
そんなささやかな望みだって、立派な夢なのです。

「夢のある人がうらやましい」
「夢に向かって頑張っている人っていいな」
……そんなふうに思ったことがあるなら、
自分でもしっかり夢を形にしてみましょう。

まず、
「あなたは何がしたいですか」
「あなたの好きなことは何?」
この問いにすぐに答えることができたら、
夢はその延長線上に見つかりそうです。
でも、答えにつまったとしても、心配ありません。

「特別したいことはない」
「とくに好きなことなんてない」
「自分に何が向いているのかわからない」

そう答える人が多いのですが、いろいろ話をしているうちに、
みんな必ず夢を見つけます。
そして、夢に向けて何をしたらいいかを考えるようになり、
一歩目を踏み出しています。

たとえば仕事について、どんな風に仕事をしたいのだろうかということを、
ひとつひとつ自分に問いかけてみましょう。

「それは、ひとりでできる仕事? それとも誰かと一緒にやってゆく仕事?」
「パソコンは使う? 使わない?」
「じっくり集中して考える仕事? それとも外へ向かってゆく仕事?」
「人が相手? それとも物が相手?」
「外での仕事? それとも、屋内?」

どんなことでもいいから、
ひとつひとつ問いかけて答えを出してゆくのです。
すると、自分がしたいのはこんな仕事かも……と、
だんだんはっきりしてくるはずです。

決して他人と比べたり、流行に流されたり、
まわりの意見に振り回されたりしてはいけません。
答えが外側にあると思うと、
いつまでたっても見つかりません。
答えは必ず、「自分の中」にあるのです。

そのために、自分の中にあって、自分のためになっていて、
これからの人生に活かせることを探すことから始めましょう。

これまで生きてきた中で経験してきたことや成功体験、ワクワク感、
嬉しさや喜び、苦しみながら頑張って手に入れたもの、
そして辛かったけれど大切な教訓を得た失敗……そんな人生の宝物が、
あなたの「夢」のヒントです。

次回は、この宝物を探す方法についてお話しましょう。


おすすめの講座は


コーチング・カウンセリングのご希望は