美空です。

(2017年5月の記事を加筆してアップ)

先日から書いている
個人的に好きな曲シリーズ。

今日は
15年続けてきたゴスペルのナンバーから

『I need you to survive』


この曲を習った合宿の日、

みんなが日帰り入浴に行ったのを見送り

私は
(お風呂に入れない日だったので)

一人で海を見ながら歩いてました。

波音を聞いていたら

誰もいなかったからか
ふとこの曲を口ずさんでいました。

人前で一人で歌うことが苦手だった私が

誰もいない場所ではあったけれど

外で初めて歌ってしまった曲。

その歌詞は

『あなたに生きていてほしい』

『あなたのことを愛しています』

という内容でした。

歌詞が私の声となって

広がっていく感覚が

心地よかったのを覚えています。

たぶん、

このときからわかっていた。

私はただ

祈るためにこの声を使うのだと。

クローバー黄色い花クローバー黄色い花クローバー黄色い花クローバー

あぁ、
これを書いていて思い出した。

私は
祖父母の死に目に会えなかった。

お父さんのお父さんは
戦時中に亡くなっていた。

お父さんのお母さんは
私が東京で働いているときに亡くなった。

亡くなって
告別式とお葬式の日程を電話で聞いて

職場に電話して
なんとか告別式に駆けつけたけど

あまりに突然すぎて
実感がわかなかった。

お母さんの両親は
代わる代わる通院しているのを知っていて

危ないなぁ、と思いながら
結局会いに行くことはできなくて

亡くなったタイミングを知らされなくて
告別式にもお葬式にも行けなかった。

私にとって大切な人たち。

みんな、優しかった。

みんな、大好きだった。

私はあのとき

伝えられなかった。

伝えられなかったことを

後悔していた。

だから

この曲が染みるのかもしれない。

だから

この曲を歌うと

泣けてしまうのかもしれない。

クローバー黄色い花クローバー黄色い花クローバー黄色い花クローバー

この記事を書いた2017年も

そして
 
今も

私の思いは変わっていません。

大切な人に

思いを伝えたい。

歌で祈り続けたい。

歌で感謝を伝えたい。

だからこそ私は

ゴスペルを歌い続けるのかもしれません。