「足るを知る」という言葉をよく調べてみたら、老子の「足るを知る者は富む」という言葉が由来なんだって。
満足することを知ってる人は、たとえ貧しくても心が豊かであること。
ほんと、そうだよな〜
ついつい、人って、自分にないものを持っていたり、自分より多く持っている人を見ると、比較して、羨んで、自分の現状を嘆いたりしてしまう。
そこにあるのって他人との比較なんだよね。
それって、思いっきり他人軸。
子供が不登校になって、まずぶつかる不安ってそこが大きい。
周りの子との比較、「普通」との比較。
なんで、皆んなができてることができないんだろう?
皆んなと違うことの不安。
劣等感。
不登校から学んだ事はいっぱいあるけど、「足るを知る」もその一つ。
不登校を問題視しているのは親の方で、
問題視するから問題となり、悩みとなり、
その価値観が子供も苦しめる。
子供が産まれた時、
産声を始めて聞いた時、
「あー、元気に産まれてくれてよかった〜」って、親は皆んな思うはず。
健康に元気に産まれてくれたらそれでいい、って。
でも、育っていくうちに、どんどん欲張って、あれができない、これが遅い、あれもこれもさせなきゃ…
常に周りの子と比べてしまう。
あるものより、ないものばかり見えてしまう。
あれ?産まれた時の思いはどこへ?
学校に行けないことで、散々悩んだけど、
子供達が健康なこと、
笑っていること、
それ以上に大切な事はない。
そう思ったら、すごく楽になった。
産まれた時の、あの感動と、元気でいてくれたらそれでいい!っていう、シンプルな親の願いに立ち返る。
住む家がある。
毎日、食べるものがある。
大切な人がいる。
「ないものねだり」じゃなくて、「あるもの探し」
そんなことを意識するだけで見える景色が違って見える。
あー、なんて幸せなんだろう
ちょっとざわつく春休み。
足るを知って、子供達と豊かな時間を過ごそう