宮崎県の東国原知事が大人気ですね。
毎日その姿を全国ネットでお見かけしない日はないくらい
東国原知事が宮崎県にもたらした経済効果は、いか程のものでしょうか。
物産、観光のPRなどなど・・・。何十億?いや、マスメディアに露出する
広告宣伝費を含めると、数百億円に及んでいるのでは?
一方で東国原知事の人気は、県民に政策を自分の言葉で解り易く伝えてくれる
政治家や首長が、これまでどれだけ少なかったか…ということの裏返しでもあります。
今から6年前、日本で3人目の女性知事になった、千葉県の堂本暁子知事と
千葉テレビのニュース番組の中で「知事’s Diary」という企画をやらせて頂きました。
就任直後の2001年4月から一年間、月曜~金曜まで一日も休まず
堂本知事が公務を終えられた後、その日の出来事や感じたことを
知事自ら電話で、報告して頂くというもの。もちろん生ではありませんが、お忙しい知事のこと。
夕方から放送が始まる夜9時30分まで、いつ電話がかかってくるかわからず
スタッフも、常にカメラをまわす準備をして待っていました。
ある時は公用車の中から、またある時は発車のベルがけたたましく鳴り響く
新幹線のホームから・・・。実に知事は根気よくお電話をくださいました。
知事公邸が、ちょうど千葉テレビの前だったということもあって
いきなり「今日はこれからスタジオに行ってもいいかしら」と言われ
スタッフが慌てたことも・・・
県民の皆さんに、毎日生の声をご自分の言葉で届けたいという堂本知事の想いと
スタッフの努力で続けることができた「知事's Diary」でした。