2009年1月13日

矢形先生との運命的な出会いの日



前年の秋に一番最初の病院で医師から
「乳がん」
と宣告され不安と悲しみに押しつぶされそうな毎日を送っていました

その後セカンドオピニオンを受けるもののご縁がありサードオピニオンへ

初診の時に診察室で待っていると
カーテンを開けながら
「大丈夫ですよ〜!」
と優しい笑顔で声をかけてくださったのが矢形先生です


「あ!この先生なら絶対大丈夫!
この先生にすべてお任せしよう」
そう瞬間的に感じました



不安だらけのわたしにいつも励ましの言葉をかけてくださりどれだけ救われたことか


つねに患者さん目線で
患者さんのことを思い
そっと寄り添ってくれる先生




先生が闘病されてると知ったのは今年6月


ひと月ほど前
先生のご家族とメールのやり取りをした際
先生の様子を伺ったところ
「自分の患者さんのことばかり心配してます」

ご自身も辛い闘病をされてるのに、患者さんのことを心配されてるとは…
とても矢形先生らしいなと思いました
患者としてはとても嬉しく有り難い気持ちですよね


絶対に良くなって元気になって戻ってきてくれると信じていました




ご家族やわたしたちの願いは届かず…
天国へ旅立ってしまいました



訃報を聞いた時

がんの宣告を受けたあの時ように
頭の中は真っ白
目の前が真っ暗

母が亡くなった時と同じくらいの悲しさに襲われました


享年55歳



まだまだこれからだったのに


志半ばで…

ご本人も無念でしょう

とても胸が痛みます




あの時サードオピニオンを受けなかったら

先生とは出会えていません

きっと神様やご先祖様がご縁を繋いでくれたんだなぁと



棺の中の先生はとても穏やかで優しいお顔でした



たくさんお世話になりました
先生のおかげでこうして元気になりました
無事に10年を迎えることができましたよ

あ〜
直接お伝えしたかった…


闘病中も前を向いてがんばっていた先生

おつかれさまでした

ゆっくり休んでください



先生との思い出




わたしの初の著書

この本を読んで矢形先生のところに来た患者さんもいたそうです


先生に救われた矢形ガールズがいっぱいいます


先生の分もしっかりと生きていかねば

ほんとうにありがとうございました

心よりご冥福をお祈りします