啓蟄
寒くて土のなかにいた虫たちが
暖かさを感じて外に出てくる季節

雨が降ってるけど寒さをそれほど感じません。
春ですねー


アドラー心理学ELM勇気づけトレーナー
人おこし組織おこしリーダー
もとはしえつこです。
人とくらべない
人をくらべない

笑う学校には福来たる爆笑
教育現場に『漫才』を導入した教師のお話

笑うという行為は心身ともにとても大事な
行為だと思います。
声を出して笑うことがいいと思いますが
微笑むだけでもいいと思います。


しかめっ面していたり、眉をひそめていた
りいつも何かに思い悩んでいるような表情
ばかりしていると目の前の現実は、
暗く、未来のないような感じになります。

息子が大変な時期。
回りの人たちは、私たち家族に会うと
「かわいそうに」という思いとともに
今にも涙を流しそうな悲しげな表情で
私たちに労わりの言葉をかけてくれました。

でも、私たちは、その辛い現実を息子の前
では絶対に表情に出しませんでした。

どんな時でも笑顔でいて、
息子のほんの少しの回復をみては
手を叩いて笑顔で喜んでいました。
毎日毎日何も変わりがない日常にように
笑っていたと思います。
私たちが笑うと息子も笑顔になります。
息子の笑顔に私たちは励まされていた
ように思います。

でも、私たちが息子に会うたびに
現実を嘆いて泣いてばかりいたり
悲しげな表情ばかり見せていたら…
息子も一緒になって暗い表情になり
一緒に辛い現実を嘆いていたかも
しれません。

どんな辛い現実が目の前にあっても
『笑う』という行為一つで
世界は変わると思います。

そして、この本の著者である田端校長先生
は『笑う』ことの大切さと共に、人を笑わせ
る技術を学ぶことでたくさんのことを学べる
と言っています。

学校の教室でよくある風景として、
誰かが発表したことが間違っていると
クラスの多くが笑うことがあります。
そうするとすかさず担任の先生は、
「笑ってはいけない」
「〇〇さんの気持ちを考えなさい」
と子どもたちを諭します。
それは、いじめなどを増長させない
ためです。とても正しいと思います。
そして、

教室はまちがうところだ/子どもの未来社

この本を題材として道徳をしたりします。

(この本、うちにもあります…(笑))

そうすると、子どもたちは授業中に

「笑う」ということに敏感になります。

極端に言ってしまうと、真面目な子ほど

『笑ってはいけないんだ』

と思うようになります。

でも、笑いには種類があると田端先生は

言っています。

〇朗笑、爆笑、大笑い、微笑み、愛想笑い

作り笑い、照れ笑い、思い出し笑い、

ひとり笑い、もらい笑い 等

△嘲笑、冷笑、物笑い、高笑い、苦笑い

鼻で笑う、含み笑い、うすら笑い、失笑

〇は、ポジティブな笑いの類

△は、ネガティブな笑いの類

と大きく二つに分類できて、先生が目指すのは

〇のポジティブな笑いです。

さらに、〇の笑いを三つの視点から分類すると

・愉快な笑い

・社交の笑い

・本能の笑い

です。

笑うことは「緩める、和らげる、盛り上げる、

発散する」など心のバランスを図るための

貴重な時間です。

でも、日本社会と同じように学校の中にも

閉鎖的で何ともたとえようのないどんより

した空気や雰囲気が学校の中にもあると。

このような雰囲気から

いじめや不登校、そして自殺などが

学校現場でなくならないのでは…

だからこそ突き抜けるような明るい愉快

イノベーションが学校には必要である。

今必要なことは、心から安心して笑うこと

ができるという「笑いの力」なのです。

「愉快な笑い」が学校内に緩やかに広がると

暖かい空気の流れが良き方向に伝播

していく、と田端先生は言っています。

この取り組みをしていく中で先生が気づいた

ことは、(以下抜粋)

『例えば、規律のしっかりした学校の教室

の子どもたちほど、何事にも一生懸命ですが、

温かい笑いが実は少ない印象を持っています。

あまり、笑わないのです。

 規律が緩いと感じる学校の教室の子どもは、

行動がなんとなく緩慢で嘲笑する雰囲気があ

り、人間関係の力関係が顕在化している傾向

があると感じています。したがって、子ども

同士の間に、変な気遣いにおける緊張感や堅

苦しさがあります。

教育は規律と寛容さのバランスが必要なのです。』


そして、漫才学習が持つ特徴としては…

・言葉の感覚が磨かれる学習

・子どもたちの感性が磨かれる学習

・コミュニケーション力向上に貢献する学習

・柔らかい人間関係づくりに貢献する学習

・想像性があり、創造性につながる学習

・人権教育である、道徳教育につながる学習

・論理的思考力が鍛えられ学習が向上する学習

などなど上げればキリがないくらいあるそうです。

娘が小学生の時、どの学年か忘れましたが、

担任の先生が主導で大喜利大会をやってい

ました。

どこからか座布団を持ってきて、笑点さなが

らの大喜利を子どもたちがやっていて、

人をいじる、人を馬鹿にするような笑いは

御法度であることが大前提で、人を笑わせる

面白いことを言うことをやってました。

その様子を学校公開でみせてもらったこと

もあって本当に子どもたちの想像力と

創造性に笑わせてもらったことがあります。

娘のクラスはとても仲がよく、雰囲気も

良くて、今でも当時の同級生とはよく

遊んでいます。


その精神を引き継いでか、娘は今中学校で

『人を笑わせる』役割を担うことがあります。

15歳という思春期の時期。

特にこの年齢の女子は、人前で笑われること

を毛嫌いするかと思います。

まぁ、やりたくてやってるところもあります

が…(笑)


学校の先生たちやクラスメイトから期待され

てそういう役割を引き受けているようです。

去年は、全校生徒の前でブルゾンちえみの

マネでwithBを従えて、笑いを取りました爆笑

今年は、ビヨンセのマネで笑いを取るために

学校でも家でも真面目に練習しています爆笑


そんな娘が愛おしくて

とても誇らしいですハート


だから私も家で練習しているとき

お手伝いしてます笑い


娘よ、爆笑を取ってこい!