上島珈琲店にて
2024.04.29 Monday㊗️

ヒカリエを正面にのぞむこのお店から見えたのは
蜂の巣みたいな風景だった

私が選んだのはカウンター席
イヤフォンと携帯を充電しながら
眺めていた

小さなこどもが
こちらへ向かって手を振っているのがみえる

窓際の席じゃないから
こちらから振り返したとしても
みえないだろう

展望フロアには
こちらを背にしてたくさんの人が
写真を撮っている

どんな景色がみえているのかな?

珈琲は基本ブラック派

今日は珈琲ソーダが気になって頼んでみた

バリスタ曰く
私はシロップ入ってる方が好きです

甘さ控えめで頼んでみたけれど
彼女が言った通りだった

珈琲ソーダには
甘味は欠かせないものなのかもしれない

そう感じた

何年か前の夏
エクセルシオールカフェだったと思うけれど
珈琲+ペリエのメニューがあった

お気に入りでよく頼んでいた

帰り道で毎回泣いてたあの頃
レッスンまでの時間を調整していた
あのカフェも知らない間に消えていた

怪我をして
踊ることから遠ざかってみてやっと気がついた

外の世界へ飛び出せたのも
この怪我があってこそだった

いろいろな振付に出逢い
いろいろな指導を受けて
好き嫌いもわかってきた

自分がどんなことをしたいのかも
みえてきた

でもなぜこのタイミングなのだろう?
左手首の不自由がある【今】なのだろう?

なにもかもあきらめていた

レッスンが舞台なんだ
それでいい

まるで童話にでてくる
あの葡萄は酸っぱいんだって
あまい葡萄をあきらめるきつねみたいに

本当にそれでいいの?
そんな時に

これを舞台にしたらきっと素敵だろうな
踊ってみたいなって思う曲と振付に
めぐりあった

ハードルが高すぎるのもわかっているのに
手を上げずにはいられなくなった

あきらめていたけれど
7月に舞台に立ちます