Webクリエーター 木佐貫の成長記録 -3ページ目

Webクリエーター 木佐貫の成長記録

昼はコンピュータのエンジニア、夜はプライベート料理人の木佐貫の技術的メモからパソコンのお買い得情報まで発信していきます。

親愛なる木佐貫くんへ


4月に入り、新入社員の元気な姿をみる機会も増えました。

この時期になると、6年前の自分を思い出し懐かしくなります。

大きいことをやってやるぞと息をまいて
でも何をやるにも空回りって感じでした
(いや~、恥ずかしい)


今日はこの6年間を振り返り、
6年前の新入社員の自分に向けて伝えたいことをまとめてみました。

ブレストして書き出して、14個にまとめたのですが、
もっと早くに気づいてほしいことor当時の自分のままで変わらないで
いてほしいことにまとまりました。

きっと、更に6年後にこの手紙をみて
「あの時は若かったな~」って懐かしむんだろうなって思います

ちょっと恥ずかしいですが、少し先をいく先輩の戯言にお付き合いください。


1.自立しよう

これは単に実家を出るこののみならず、自分の行動に自分が責任を持つということです。
そして、”自分の頭で考えて”行動してすることを大切にしてください、という意味です。


社会に出れば理不尽や逃げ出したいことも起こるでしょう。
しかし、その結果を選択したのは結局自分です。


いやいや思ってもOKしたでしょ?
断れる空気じゃないだって?

でも、仮に両親が危篤ですぐに実家に帰らなければならないのなら断れたでしょ?


要はそういうことです。やはり自分が選んでるんです。

自分で選んだものと、ことが悪くなると他人のせいにするようなことはせず、
自分の選択には自分が責任を持ってるようになってください。

きっと、君なら大丈夫ですよね。




2.「諦めること」を諦めよう。

研究職、大学院、博士課程、起業。。。

沢山のことを諦めて、今の道を選択したと思っているでしょう。

「あの状況だったら今の選択がベストだったんだ」って


確かにベストな選択をしてきました。
それは未来から振り返ってみてもベストだったと思います。

しかし、諦める必要はないと思いますよ。
人生はまだたっぷりあります。
80歳くらいまで生きるとして、今までの人生ももう3回くらい繰り返せるくらい時間が余ってます(笑)


今すぐは目指せないかもしれないけど、
自分を磨き続ければ、エンジニアから物理学者になれるかもしれないじゃないですか!


なれないなんて誰が決めた?
どこかで繋がるかもしれない、そうでしょ!


だから、諦めることを諦めて、
その代わりにやりたいことを増やし続ける毎日にしていってください

その方が絶対楽しいですよ。



3."好き"という気持ちを大切にしよう

昔から好きなものが少し周りとは違ってる子供でしたよね。

計算機や扇風機を分解するのにハマったり、
爬虫類が好きだったり、
親におねだりして買ってもらった本が物理学大辞典だったり

なかなか共感してくれる人に出会えなくて寂しい思いをしてたんですよね。


そのせいで周りの友達が好みそうなこと、カラオケとかゲームとかを好きになろうとしてた時期もありましたっけ(笑)
でも、結局ハマれなくて、好きなことをめいいっぱいして生きていきたいから、その仕事を選んだんですよね。


「好き」と思える気持ちはそれだけで大きな才能です。
幸いなことに、君が生きる未来は個性的な個が輝く時代です。


「好きなものは好き」と胸をはって言えるようになってください。



4.ジャンル縛られない人付き合いをしよう

社会人になると会社というコミュニティ以外に関わることが極端に少なくなります。
これは
 ・会社にいる時間が生活の大部分になるため
 ・学生時代の古いコミュニティは生活のズレから会いにくくなるため
 ・学校のように「用もないけど会う」とうことがなくなるので、
 自然と「会いたい人にだけ会う」ことが多くなるため

他にも挙げられますが、簡単に言えば人付き合いが狭くなるということです。


人付き合いが狭くなると、自分の世界が狭くなり、毎日の変化も小さくなります。
そうするといわゆるマンネリ化の始まりです(^_^;)


話かけられることがないなら、話しかけて上げてください。
誘われることがないなら、君が誘ってあげてください。

きっとみんなも同じ気持ちです。

気の合う仲間、自分を信じてくれる人が1人でもいると見える世界はガラッと変わるもんですよ。

そのためにもいろんなジャンル、いろんな年齢層の和に突っ込んで、もみくちゃにされちゃってください。



5.恋をしよう

時間のむだだと思うのはもったいない。
情熱的な一生忘れられないような恋愛は20代でしかできない。

あいにく20歳中頃から恋愛はしていなくて今も独身だよ。
ちなみに今付き合っている彼女とは2年後にふられるから覚悟しておいてね(笑)



6.先入観に縛られず、良いも悪いもとにかく経験してみよう

賢く生きようと思っても実は賢く生きれない。
馬鹿なやつって言われるくらいの生き方でちょうどいいと思うよ

馬鹿っていうのは損得で物事を判断しないって意味だけど、
長い目で見た時に経験にまさる価値はないって気づく時がくるよ。

だから、今は信じられなくても、とにかく色々経験してみるよいいと思うよう。

その結果多少痛い目をみたって、お金を取られたって、騙されたってかすり傷さ。

時間が経てば良いも悪いも全部酒の席で話のネタになるんだから(笑)
僕もいい年だけど、まだまだ馬鹿な生き方ってやつを貫こうと思ってるよ。



7.良き師を見つけよう

君は昔から人に頼るのが下手だったよね、自分で言うのもなんだけど。
人に頼るってことは自分の弱みを見せることになるし、
第一、自分なんかに頼らえたら迷惑だろうなって考えると中々助けを求められなかったよね。

そういうところは年をくっても変わっていないよ、残念ながらね。

ただ、最近は少し考えが変わってきて、たとえその時は迷惑がられても
熱意と礼儀があればきっと伝わるし、その恩返しは自分が成長することで
お返しできるんじゃないかな、って思っているんだ。

だって、そうやって若い世代へいろいろな知恵や経験が受け継がれていくわけなんだから。
そしてそれが歴史と発展を生み出しているんだろうしね。

言うまでもなく、教えてもらって当然なんてことはない、断じてない。
ただし、謙虚が過ぎて、卑屈になりすぎるのはもったいないよね。

自分1人だと大きな力を出すことは難しいらしいんだ。
だから、自分の力を大きく伸ばすきっかけを与えてくれる良き師と早くめぐりあえたらいいね。

大丈夫、その時がくれば「この人」って人に巡り会えるだろうから。



8.苦労は率先してしよう

真面目で頑張り屋さんの君のことだから、あえていう必要もないことなんだけど、
苦労は率先して引き受けよう。嫌いなことは無理にやる必要はないけれど、
苦手なことはし続けたほうが良い。

みんなが見ているのは結果ではなく、向かう姿勢

当時の君はそう信じていたんだよね。
そして、それは今でも正しいと僕も信じているよ。

自分の信じるとおりに進んでおくれ。

自己嫌悪に陥りがちな僕だけど、そのこ部分は少し誇らしく思ってる。




9.何事も楽しもう。

何をやるにも「うまくできるか」を気にしながらだったよね。
遊びでボーリングに行ったときも、上達することばかり考えて
真剣に投げすぎて顔が怖いってみんなに言われていたっけ(笑)


上達することはすごいことだけど、
楽しいと思える心も同じくらいすごいことらしいよ。


楽しいことを楽しむのはもちろん、いつもの変わらぬ日常や
楽しくないことを楽しいと感じられる人がどんどん幸福になっていくらしいよ。


僕は相変わらず楽しむのが下手っぴだけど、
何としているのも楽しそうにしているかっこいい大人になりたいなって今でも思っている。


だからこのことに早く気がづいてね。



10.人は人でいい、自分のこだわりを持とう。

人の目をきにして、結果にこだわって来たから今の君の
成長があるけど、人は人、自分は自分、比べることにあまり意味はないらしいよ。

といっても、やっぱり気にはなちゃうんだけどね。


人と張り合って成長するのは素晴らしいけど、
所詮はどんぐりの背比べ、成長してもまた次のどんぐりが現れて、
成長してもまた新しいどんぐりが現れて、、、、、


そんなのは気持ちが擦り切れて当然だよ。


人は人、自分は自分。人を参考にするのはいいと思うけど、
あまり参考ばかりに気を取られていると、本当の自分がふっとんじゃうよ。


だから人のことを気にするのは忘れて、過去の自分とどう変われたのか、
自分の感性や心躍るような体験をどれだけ積み重ねてきたのか。


そういうことにこだわりを持ったほうが君らしさが際立つと思うよ。


なんせ、子供の時からマイノリティを感じていたくらいだから(笑)


自分をもっとだそう、自分のこだわりをもっと沢山つくろう
その方が君らしいよ



11.人間関係と感情について学ぼう。

昔から人間関係ってやつが苦手だったよね。
とくに人の気持がわからなくて、苦手意識が強かったね。

大学では5年通って友達が3人しかできなかったもんね(;´∀`)


でも、人の気持なんで中々わかるものではないし、
逆に他の人も大してわかちゃいないんだから君だけが気にすることはないよ(笑)


でも僕が人間関係について色々と余裕をもてるようになったのは
人間関係と感情について学んでからなんだ。

大切なことを2つだけ行っておくね。

1.人はほとんど感情で判断し、行動する。
2.人間関係は感情がダンスさせられるから辛く感じる。


詳しいことは専門書がいくつも出ているからこれから勉強してね。
僕が最初におすすめするのは本田健さんの「人間関係を築く8つのレッスン」って本だよ。




12.お金について

「お金は人の為ならず」と思って、貯めはすれど、極力無駄遣いをしない子供だったよね。

昔からお金は貯めるものって楽しみかたをしてたからね、君は。


でも、お金ってただのツールで本来良いも悪いものない完全に中立の存在なんだ。
しかし、世の中お金で不幸になる人が多いもまた事実


そんなふうに考えていいるだろう?
だから、少し気持ちを沈めて、冷静に客観的に”お金”ってものを勉強してみようって話だよ。


お金はどこからきてどこへ行くのか。
なぜお金に悪いイメージを持っているのか。
でも、お金に頼って生活している矛盾、その矛盾を解消するためにいつの間にか頭に染み込んでいるお金についての先入観。


いろいろ勉強すると案外面白いよ、お金ってやつは。



13.自分の人生を癒やすそう

君は努力家でいろんなことをしてきたはずなのに、
いつも自分に自信がもてないタイプだったよね。

何をやるにも、「出来なかったこと」に目を向けて自分に辛くあったてします。


そんなんじゃ頑張っても中々報われないよ
世界で一番自分のことをわかっているのは自分なのに正当な評価をしてもらえないんだもん。


自分のことを素直に褒めてあげられない自分。
そのルーツをしる旅をしてみることをおすすめするよ。


大してお金がかかる旅じゃないよ、紙とペンだけ用意できれば大丈夫。

自分の好きなこと嫌いなこと、何が嬉しくて何が悲しくて、どんなトラウマを抱えており
どんな問題に苦しんでいるのか、


自分を全部紙に書き出してみよう、そうしてなぜそうなったのかルートを探ってみよう。

案外自分の嫌いな過去や嫌いな人のお陰で
今の君の強みが身についていたりすることに気づくと思うよ。


過去には色々あったけど、過去の嫌な記憶、嫌な人付き合い、嫌な失敗、、、、
様々なことが今の君をつくる助けになっていることに気づければ
自然と今のありのままの自分を受け入れられるようになんだよ。


そうして、過去の一つ一つをゆっくり癒していこう。

残念ながら過去最大のトラウマはまだ癒やしきれていないけど、
それもきっと癒してみせるから。



14.どんな人生を歩みたいか思い描き続けよう

高校・大学・就職と自分の望むように進ませてもらってきて、
自分で決めてきたつもりかもしれないけど、実はそれはほとんどが敷かれたレールなんだよ。


言い方が悪く聞かれるかもしれないけど、君が正しい道を歩んでこれるように
危険が近づかないように引かれた優しさのレールなんだと思う。


でもそのレールはもう先がなくて、これからは本当の意味で自分の人生の
舵取りは自分でしていかなければならない。


そのためにも毎日を楽しく過ごすだけでなく、
自分の人生をデザインし、思い描くことが大切になってくるよ。


こう聞くとキャリアパスを想像してしまうかもしれないけど、
それも大切なことだけど、ここで言いたいのは


死ぬときに「大満足だ」って笑って逝けるような人生を歩む


ってことだよ。

難しいテーマだけど、きっとたどり着けると思う。
でもそのためには毎日自分の人生について思い描き続けることが大切だと思うんだ。


紙に書き出すのもいいし、
人に聞いてもらうのもいい、


思いが強くなればなるほど行動にも出しやすくなるからね。

描くんだったらでっかい夢を描いて、
やりたいことをやりつくすって気概でいてほしいと思っているよ。

当然今の僕は毎日思い描いているよ。
そして一歩ずつ前に進んでいってるよ(きっとだけど)



6年後の僕より。