ハナミズキの満開、過ぎてしまいました
atelierショップの前にはハナミズキの街路樹が美しく咲き、
まろたんが窓から眺めたりしていました。
すでに18Kが高くなっていたので、金の量が多いデザインには14Kを使うようになっていました。
経験では14Kまでは、まあ大丈夫。美しく輝き、変色はしないようです。
10Kになると、変色の危険が避けられなくなります。
その時のチョーカーの写真です。鎖は18K。あこやパールとダイアの組み合わせ。
とても素敵なチョーカーができました。
このハナミズキのチョーカーには、実は今だから書ける裏話があります。
人を安易に信用してはならないという経験をしたのです。
旅行のお仲間からある記念に、とピアスとペアでオーダーを受けました。
それなりの日数を共に過ごした方からのオーダーなので、喜んでお受けしました。
デザイン画を複数やり取りして、デザインを詰め、日ごろの仕事の合間に
1年近くかけてお作りしました。
本体がすてきに出来上がってから、チョーカーの鎖の長さをしっかり決めるため、
メールをしました。
本体がすてきに出来上がるころから、なんか反応が遅い、いまいち感ありました・・・
おかしいな、変だな、本気だったのかな?と不安になり始めてはいました。
それでも、お買い上げの気持ちは伝えてこられるので、
鎖の長さをきめるため、首にさげた様子など、いろんな写真をお送りして、
長さを決めていただき、鎖を取り付けて完成させました。ところが!!
後はお引渡しとなったとき、危ぶんでいたとおり、
オーダーされた方は受け取りに来られませんでした。
数日前まで電話でやり取りしていたのに、メールをしてもなしのつぶてです。
なんのお詫びも、説明もなく、いかなる返信もありません、
単純に完成のお知らせを無視されたのでした。
私たちは、それまで可能な限り誠実に仕事をしてきて、
お客様も同じような方ばかりでしたので、オーダーしておきながら無言でキャンセル、
しかもお受渡し数日前までやり取りしていながら、というのは初めての経験でした。
最後のあたりで、ひょっとしてという不安や覚悟は生まれていましたが、
いよいよ現実になったのでした
このハナミズキチョーカーのために費やした労力、時間、材料費など、
すべてがパーになったのでした
さて、この美しいハナミズキの運命は、その後どうなったでしょうか??
悲しくつらい経験は、どのように美しく昇華されていったでしょう??
続きをお楽しみに・・