今は家猫シャミーが語る物語。
ついに最終章になりました。この第五章でシャミーの物語も終わりです。最終章は一気にいきます。お読み下さりありがとうございます。
第五章 今、猫を飼っている人、これから飼う人へ
私はめでたく保護されて我が家を得たけど、世の中には帰る家がない野良猫たちがたくさんいるわ。
それは自ら選んだ場合もあるし、生まれた時からそういう運命だった子もいる。そして可哀想なのが、飼い主の都合で捨てられた猫たち。(まさしく私ね)
今まで飼い主さんだけを頼りに生きてきた猫が、ある日突然外に放り出されたら、どんなに心細いかわかる?
そして、もし、手術もせずに そのままの状態で放されれば、猫は本能のままに生きる生き物だから、あっという間に子供を身籠ってしまうの。
運良くボランティアさんとか、パパたちのような猫好きな人に気にかけてもらえれば、何かしらベストな方法(手術をして放すとか、保護先を見つけてくれるとか)をとってもらえるかもしれないけど、そうでない場合、かなり生きていくのはハードよ。
私の場合も、もしあのまま野良生活をしていたら、いずれ免疫が落ちてエイズを発症して死んでいたことでしょう。
本当にラッキーだったわ。
私のように、世の中の可哀想な猫が1匹でも幸せになると嬉しいわね。
そう、だから、今、猫を飼っている人も、これから飼う人も、最後まで面倒を見るつもりで飼ってほしい。それが飼う選択をした人への私の願いなのよ。
そして、悪いけど私は何もしてあげられないわ、という人がいたとしても、野良猫を見た時に邪険にしないでもらえたら、それでいいのよ。
一人一人が猫を労る気持ちを持ってくれるだけでも、ずいぶん住みやすくなるはずだから。
話してみると難しいことではないわよね。でも人間もいろいろ事情があるから、単純な話ではないのかもしれない。。悩ましいわね。
あっ、長くなってしまったわ。
みんな、私の話を聞いてくれてありがとう。
また何か話したくなったら話を聞いてね!
さて、そろそろパパたちが起きてくる時間だわ。今日も1番に抱っこされないとね笑
終わり
読んでくれてありがとうにゃっ❤️
家猫の特権?! コスプレ笑