Happy☆BallPython(ハッピーボールパイソン)

Happy☆BallPython(ハッピーボールパイソン)

■和名:ボールニシキヘビ■学名:Python regius(パイソンレギウス)
■英名:Ball Python(ボールパイソン)■飼育しているボールパイソンや、ヤモリ(ソメワケササクレヤモリ/クレステットゲッコー)の話題を中心とした爬虫類飼育ブログです☆爬虫類専門ブログ。

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飼育下でトカゲ・ヤモリが陥りやすいと聞きます。

"くる病"
※くる病は、骨の湾曲や変形が症状として現れる。
爬虫類に限らず、犬や猫など脊椎動物であれば
起こりえる病気。人間でも発症する。

くる病の予防方法は、カルシウムやビタミンDを
不足させないこと。のようです。

"カルシウムとビタミンD・・・"
カルシウムを腸から吸収するには、ビタミンDが
必要不可欠。いくらカルシウムを食事から取っても
ビタミンDが欠乏していたらカルシウムの吸収効率が
著しく低下します。
カルシウムとビタミンDは切っても切れない関係です。

"ビタミンD"
ビタミンDは、人を含む多くの脊椎動物において、
日光(紫外線)を浴びることにより、皮膚内で自己生成
されるようです。
もちろん、食事やエサから摂取する方法もあります。

"サプリメントとしてのビタミンD"
ただ、ビタミンDの過剰摂取は、、危険なようです。
サプリメントや薬からビタミンDを摂取する際は
過剰摂取に気をつけなければりません。
(通常の食事からの摂取で過剰摂取になるケースはほとんど
ないようです。)

爬虫類用のサプリメントにもビタミンD配合の商品が
あります。ビタミンD配合サプリは取扱書記載の量を
厳守する必要があります。

なぜなら、、
カルシウム剤なんかは、摂取しすぎても吸収されずに
体外へ排出されるため問題になるケースはほとんど無い
ようですが、、ビタミンDの過剰摂取は血液中のカルシウム
濃度を高め、血管や腎臓や脳などにカルシウムが沈着(石灰化)
し命にかかわる重大な問題を引き起こすからです。


うちのソメワケササクレヤモリの飼育には、写真の2つのカルシウム剤を使っています。
Reptile Supplement01(L型発酵乳酸カルシウム)と月夜野ファームのマルベリーCaです。
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マルベリーCaの成分記載に、ビタミンDの記載がありますが・・・・
やはり気になるのが、ビタミンD過剰摂取にならないように気おつける必要があるのか・・・です。

そこでメーカーへ直接問い合わせてみました。
以下のような回答をいただきました。


『 マルベリーCaは天然の炭酸カルシウムと発酵乳酸カルシウムを
ベースに天然の素材を配合しております。

乳酸カルシウムやその他の天然素材にビタミンDは含まれては
おりますが比率としましてはそれほど多くないため、ご安心ください。

マルベリーCaの成分組成ですが、以下のようになります。
・天然カルシウム 70% (炭酸カルシウムをベースに発酵乳酸カルシウムを配合)
・桑の葉 20%
・クロレラ 10% 』


安心しました。あくまでも天然素材由来のビタミンDで、含まれる量も微量。
気にしなくてもいいレベルとのことです。

また、、マルベリーCaには炭酸カルシウムに加えて、発酵乳酸カルシウムも
配合されているそうです。
わがやでは、別途・・・発酵乳酸カルシウム剤も買って、マルベリーCaにブレンドしていましたが・・・
その必要はありませんでした。。
月夜野ファームさんのマルベリーCa 1つあれば事足りておりました、、

Happy☆BallPython(ハッピーボールパイソン)

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写真はソメワケササクレヤモリのメスです。
こうして、頻繁にコオロギにカルシウム剤をダスティングして与えておりますが・・・
うちのソメワケのメスはいまいち、、ガッチリとした体形に仕上がってくれません。

やっぱり、少し日光浴が不足しているのかな・・・

生き物にとって太陽の光は、偉大です。


ヘビの雌雄を判定するための器具。
業界では、セックスプローブと呼ばれております。
ヘビのブリードをされている方であれば、、おなじみのアイテムです。

ヘビは見た目だけでは、オス・メスの判断がとても難しいため
プローブという器具を使って雌雄を判定します。
(※ポッピングという器具を使わない方法もあります。)

今宵は・・・
久しぶりに、プローブをさして雌雄を再確認です。

Happy☆BallPython(ハッピーボールパイソン)

ヘビのオスのペニスは、二股に分かれた形状をしておりヘミペニスと呼ばれています。
普段は、総排出腔(肛門)の内側に収納されております。
(写真に赤線で記載した部分が、ヘミペニスが収納されているであろう箇所)

交尾のときは、カタツムリがツノを出すように、、ヘミペニスを外側に出します。
靴下を裏返す感じです・・・・

当然、メスにはヘミペニスが無いため・・・総排出腔の内部にはヘミペニスが収納されている
スペースは存在しません。

総排出腔の内部にヘミペニスが収納されているスペースがあればオス
総排出腔の内部にヘミペニスが収納されているスペースが無ければメス
ということになります。

つまり・・・
スペースの有無を検査する器具がプローブになります。

Happy☆BallPython(ハッピーボールパイソン)

写真は1kgのボールパイソン オス (パステル)です。

ヘミペニスが格納されているスペースを想像しながら、プローブを入れていきます。
最初はヘビが緊張して力が入っているのか、プローブが入りにくいことがあります・・・
やさしくほぐすように、徐々に入れていきます。

オスであれば、スーッと奥深くまでプローブが入って行きます。
スペースの奥が確認できたら終了です。

Happy☆BallPython(ハッピーボールパイソン)

総排出腔から、尻尾の先端までの長さのうち・・・半分程度までプローブが入りました。
さすがオスです。深くまで入ります。

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今度はメスです。
こちらは1.8kgのボールパイソン メス (ファイヤフライ) です。

Happy☆BallPython(ハッピーボールパイソン)

メスは、スペースが無い分・・・
すぐに奥に到達します。

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こんなもんです。総排出腔から尻尾の先端までの長さの4分の1程度まで
入ったと言ったところでしょうか。

Happy☆BallPython(ハッピーボールパイソン)

ただ・・・
中にはメスでも結構深くまで入る個体もいるようです。
この辺りの判別はプロのブリーダーでもたまに間違えることがあるみたいです・・・

ポッピングという器具を使わない判定方法と、プローブによる判定を
併用して判定精度を高めたい所です。

多くの個体で、雌雄判定のトレーニングをしたいと思う今日この頃でした。