現代人の食生活は「栄養過多の栄養失調」 | ハッピー・エイジングのすすめ

ハッピー・エイジングのすすめ

「ハッピー・エイジングのすすめ」では、
今持っている美しさを十分に活かして一層輝くための情報をご紹介していきます。
誕生日を迎えるたびにあなたが輝くよう、お手伝いできれば幸いです。


現代人の食生活は「栄養過多の栄養失調」なんです。
栄養過多の栄養失調?不思議な言葉ですよね。

この飽食の時代に「栄養失調」なんてあるの?と思う方も多いと思います。

ここで言う栄養過多とは、エネルギーである3大栄養素(炭水化物、脂肪、たんぱく質)が過剰になっていること、栄養失調とは、3大栄養素を代謝するために必要な副栄養素(ビタミン、ミネラル、食物繊維など)が不足していることを指しています。

日本人の食生活は戦後、急激に高カロリー高脂肪食の欧米食にシフトしていきました。

脂肪は1gあたり約9kcal、炭水化物とたんぱく質は1gあたり約4kcalですから、同じ量を食べても脂肪を多く含む食品を多く食べれば摂取カロリーが高くなります。 

日本人は元来、低脂肪でビタミン、ミネラル、食物繊維の豊富な食事である和食を中心に摂っていたので、大腸がんや乳がん、高脂血症、糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病には縁がなかったのです。

ところが、欧米型の食事や、文明の進化と共に作り出された新しい食べ物であるインスタント食品、レトルト食品、ファーストフードなどの現代版加工食品の登場を機に、以前は少なかった欧米型生活習慣病が日本人にも急増しているのです。