大切に生きること | chaiのボチボチいきまひょ♪

chaiのボチボチいきまひょ♪

ちょいとここでホッとしていきませんか?
ホンのちょっとした日常の話で和みましょ(^-^)

次のブログを更新する気力が
湧かなくて…

その光景が目に浮かぶと
胸が苦しくなって…

あれから
ものすごく睡眠が浅くなり
夜明けには目が覚めて
早起きの相方よりも
ものすごく早起きになり
朝ごはんの支度を始めたり
まだ、静寂な居間で
ひとり、こっそり泣いてしまったり。

割り切って決断しているけど
やっぱり穏やかになれない日々が
続いていた。



これから書くことは
自分のココロの整理を
兼ねて書きます。
内容がリアルなので
ちょっと苦手だと思ったら
スルーして下さい。ご了承下さい。

継父(育ての父)がICUに入ったと
滅多に連絡が来ない弟から
電話がきたのが
博多の旅から1週間後。
思いもかけない事で
動揺しているワタシに

「後悔しないように行ってこい」の

相方のひとことに後押しされて
一気にチケットの手配やら
バタバタして
博多の旅で後片付けしたバッグを
また取り出して荷造りして…。
買うものを買い足して
東京に飛び立った。

弟の結婚式以来だから
6年振りになるか。
空港に降りたら
やっぱり住み慣れた街の匂いが
したようでホッとして
懐かしい看板文字を見ては
ホロッと泣いて
感傷に浸る間もなく
病院へ直行。

ICUに着いて
継父と対面した時に
全く面影がなく
薬によるものか顔が変形して
口も鼻も管が通って
薬で眠っていたようだ。
私だと気付くと
涙がとめどめもなく流れて
ものすごく何か訴えたいのがわかる。
手をさするが
力がなくて動けない状態。
主治医の先生は手術中との事で
担当の看護師さんや
介護士さんの説明を受ける。
主治医の手術が終わるまで待つかと
聞かれたが
弟が聞いてくれているなら
弟にまかせるからいいです、と伝え
継父の顔をなでながら別れて
ICUを出た。

その日の夕方
弟に逢い、今後の事も含めて話した。
これから先
2人でゆっくり話す事は
おそらくないだろうと思い、
いろんな事を話した。

ウチは家族という交流を持てないまま
長い歳月が流れていた。
それは親との環境が多くを占めていた。

だが…

時間と共に環境も変わって

私の結婚
弟の結婚
弟の子供の誕生で
やっと少しずつ交流が始まった…かな?
今さら、お互いにそれに対して
突っ込んで話す事もないが
きょうだいらしい事はしてなかった。

この日のワタシは
まるで母が舞い降りてきたかのように
弟にあれこれやらなきゃいけない事、
今、弟を支えてくれているお嫁さんや
お嫁さんの家族に感謝していると伝え
それぞれの家分の菓子折りを渡した。
日にちを改めて挨拶に伺うから、と
自分でも話しながら驚く程
あつく想いを伝えた。

感情抜きでやらなきゃいけない事が
これからたくさんあるんだからね。
オトナとして、子供の親として
しっかりしなきゃいけないんだよ。

て、姉として
いつのまにか言っていたら
弟はびっくりしたようで。

翌朝、東京の叔母夫婦宅で
帰る支度を始めたら
義母がお世話になっている
介護サービスから電話が入った。
滅多にワタシの携帯に連絡ないのに
まさか続けて不吉な事が続くのかと
内心、ビクビクしながら
所長さんと話をして。。
この話はまた改めて。
ワタシと所長さん
ワタシと義母とのやりとりを
目の当たりにした叔母夫婦は
現在、ワタシが直面している事が
ホントなんだとやっと理解してくれた。

空港に向かう前に
もう一度、病院に行った。
飛行機の時間の関係で
面会時間よりも早くに到着したが
病院のご厚意で
早くにICUに入れて
担当の看護師さん達が
主治医にワタシの事を話してくれたらしく
主治医が来てくださり
詳しい説明をしていただいた。
みんながあったかい。
感謝だな、と思った。
ただ、命の期限が近い事を伝えられた。

継父は前日よりも意識がハッキリし
目も見開き、声を出そうとして
ワタシに泣きながら訴えていた。
管を外してくれ、と
しきりに目でサインをしていたが
それはムリだった。
手をさすったら
前日は握力が全くなかったのに
今は力強く握り返してくれた。

それがたまらなくせつなく感じ
思わず泣きながら
「おとうさん、育ててくれてありがとうございました。感謝しています。」

ウンウンとうなづきながら
泣いていた継父。

まだ意識があるうちに
ワタシの気持ちをちゃんと伝えられた。
母の時も
実父の時も
ICUでいて
手を握ったら
涙を流していたけど
意識がなく
目をつぶったままだった。

継父も同じ様にICUだが
ちゃんとワタシだと認識して
泣いてくれていた。
それだけでも違うなぁ、と。

これでワタシの中では
全てが終わった。

最後まで親子の感情がなかったけど
育ててくれた事に対しての
感謝を伝えられた。

もう、それでいいと思った。

ずっとあなたに
振り回されてきたけれど
その結果、いろんな方達と出逢い
今の自分がいる。
だから、やっぱり感謝なんだね。
ただ、こうなる前に
もっと早くわかりあえたら
良かったけど
やっぱりムリだったかな。

東京から戻ってきて
伝えなければならない義両親にも
話をして
特に義母には簡単に自分の歴史を話したが、やはり、理解は難しかったか。


そうね、長すぎる歴史だからね。
あまりにも複雑すぎてムリかもしれない。


ちょっと落ち込んだ時
昔からの友人から
偶然メールをもらった。
何か感じたのかな。

久々に電話で話したら

スッとラクになって…。

ありがとう。
なんかすごいな。
落ち込んでいる時には
必ず誰かが救ってくれる。

ワタシの人生、みんなのおかげ。

人生、感謝だね

今思うことは
今までの経験した事が全て回収され
全て試され
全て活かされている。

今、しみじみ思う。

大変だった事も
辛かった事も
今、この為にあった、と。

だからね
一日一日は丁寧に大切に
生きないといけないんだと。