まだ20代の頃…
お酒を覚えたてで、毎日、上司達や同僚達と仕事帰りに一杯が楽しくて仕方なかった頃のお話。
その日も終電まで呑んでしまい、猛ダッシュで最終電車に間に合いました
運良く座れてホッとした瞬間、電車の振動の心地良さげに寝ちゃいました
いつもなら、うたた寝をしてしまっても、気を張って最寄り駅に着いたらパッと立ち上がれるのに…なぜか、その時は
ふか~い、ふか~い
睡眠になってしまってました
自分でもよく寝てしまった、と
ハッと気付いたら
最寄り駅を通過し、見慣れない駅でした。
あ~‼︎
頭の中は真っ白。。。
反対ホームに最終電車が入ってきました。
もう、駅に到着した途端に
猛ダッシュ
フラフラになりながら
階段を駆け上がり、駆け下りて
間に合うか‼︎
と、思った瞬間に
プシュー!
目の前で電車のドアが閉じられ
無情にもそのまま電車は出発しました。。
最終電車が行ってしまい…
ホームの照明は落とされました。
ここからタクシーで帰るには
いくらかかるのか無謀だな…て
思いながら
ホームから見えるタクシー乗り場に
タクシーの姿は全くありませんでした
そして、その時の季節は冬
めったに降らない雪がシャンシャン降ってました
さ、寒いので、ひとまず、自販機でコーヒーを買って暖をとろうとしても、あっという間にカラダが冷えてきました。
吹きっさらしのホームでひたすら寒さとの闘いでした。
始発までひたすら耐えていました
数時間後、始発電車が来た時には
あったかい車内に入ってホッとして涙が出てしまいました
その日、仕事でした
帰宅してお風呂に入って体を温めて
スイッチ切り替えて出勤しました。
電車に乗ったら気を張ろう
ちょっとほろ苦い想い出でした。