10年以上前の話
友達以上になる
この一歩がお互いに踏み出せずに
いました
毎日の電話やメールは
当たり前
まわりからは
「付き合ってるんじゃないの?」
「付き合ってると思ってた」
と言われ続け
わたしはもちろん大好きで
むこうも同じ気持ちだったはず
「クリスマス何か予定ある?
会えないかな?」
と言われて
舞い上がった私は
クリスマス当日
精いっぱいのオシャレに
ヘアメイク
プレゼントも用意して
待ち合わせ場所に
約束の時間まで10分
5分
約束の時間が
5分過ぎ
10分過ぎ
1時間が過ぎようと
したところで
「遅くなってごめんね!!」
と
顔をあげると
そこにいたのは
待ち合わせの彼ではなく
彼の友達
「あれ…?◯◯君は…?」
「◯◯バイトじゃないかな?」
彼に電話をかけると
「美容院に来てて。
◎◎←(待ち合わせ場所にきた友達)
と遊んだら?」
と
「◎◎って◯ちゃん(私)
のことが好きなんだよ
だから代わってあげた」
と
電話を切ると想いを伝えてくれた
◎◎君
お断りして解散しました
両思いだと思っていたのは
私だけだったというね
デートが忘れられないというより
そもそも
デートできてないですし。