こんばんは、
Pochiですハムスター

Mikioも一歳を過ぎました。
そんな節目に、
AIDについて僕自身の考えを
書いておこうと思います。

Mikioが産まれる前
産まれてからも
いろいろ考えることはありますが、
今の気持ちを書いておこうと思いました。

僕の一個人の
考え方ですので、
不快に思われる方がいらっしゃいましたら、
申し訳ありません。
一個人の考えと思い、
読んでいただければ幸いです。



私たち夫婦は
僕が性同一性障害当事者ということもあり、
一般的な方法で
子どもを授かることができません。
それはお互い、
結婚を決める前から
理解してきたつもりです。

もちろん、僕自身は
自分がこの道を進むと決める時、
子どもを授かること自体
夢のまた夢だと考えていました。
むしろ、
諦めていました。

お互いの家族に祝福され、
周りにも多くの理解者がいる中で
結婚することができた私たちは、
本当に幸せな夫婦だと思っています。

入籍し、
2人が満足できる結婚式を挙げ、
2人が望むフロリダのウォルトディズニーワールドへ新婚旅行に行き、
2人で協力し合って新居を買い、
それぞれの趣味を持つ。

ケンカをすることもあるけれど、
楽しい毎日を過ごしていました。

こんなにも幸せな環境でしたが、
私たちに
もし、
もう一つだけ
夢を持っていいとしたら、
2人の子どもを授かりたい
ということでした。


私たちの結婚に
大きな鍵を残してくれた
Buuの祖母。
母方の祖母です。

祖母の葬儀の時、
義父からこんな話を聞きました。
私たちの結婚に反対していた義母に
祖母は
「Buuが幸せならそれでいいじゃない」
と、言ってくれたそうです。

そんな話の流れで
僕は義父に
いつかは
子どもを授かる方法に
チャレンジしてみたい
という話をしました。

義父は
「きっとばーちゃんなら、
いいんじゃない!」
って言うだろうな〜
と笑って話してくれました。

僕自身、
心のどこかで
子どもは望んではいけないこと
と思っていました。

自分が決めた道なのだから、
多くを望んではいけない。
男性として生活できているだけでも
有難いことなのだと。

でも、Buuと結婚し、
Buuと2人で歩んでいく中で、
僕たちも
夢を持っていいんじゃないか
って思えるようになりました。

僕たちにAIDのチャンスを与えてくれるのは
たった一ヶ所の病院しかない。
チャンスが回ってきても
子どもができるか保証なんてない。
回数を重ねれば重ねる程、
Buuには負担もかかる。
それは身体的にも精神的にも。

でも、2人が望んだことなら。
2人の夢なら
チャレンジしてみよう。

子どもができた時のことも
たくさん考えました。

真実は伝えていく。
その真実で
子どもは傷付く。
きっと悩む。

でも、
2人で子どもと真剣に
向き合っていこう。
悩みはしっかり受け止めて
愛情もしっかり伝えていこう。

Mikioが産まれて
改めて感じたこと…

夢は、
子どもを授かって終わりではない。
Mikioが、
「産まれてきて良かった
この家族で良かった」
と思ってもらえるまで
夢へのチャレンジは続くんだ
ってことです。

こんなにも
一生懸命になれる
夢を持てたこと、
BuuとMikioに感謝しています。

これから
Mikioともぶつかることが
たくさんあると思います。
親として
人として
Mikioと共に
成長し続けたいなと思います。


最後まで読んでくださって
ありがとうございました。



Pochiハムスター