訪問ありがとうございます。 

トランスジェンダー(FTM)のPochiハムスターです 

AID(非配偶者間人工授精)を経て、 

2019年に第1子Mikioねずみが誕生しました。

 現在、第2子を望み病院にて妊活中です。 

「ふぁみいろネットワーク」 

ピアサポーターをやらせていただいています。

 真実告知や子育て話を中心に書いています どうぞよろしくお願いしますスター

こんばんは、

Pochiですハムスター

 

またあっという間に時間が過ぎて気付けば

夏になっていましたひまわり

そろそろお盆の時期ですね。

先日、家族でBuu側のご先祖のお墓参りに行ってきました車


今日は少しお盆に関係するお話を・・・

 

実は僕は

一昨年に父、昨年に祖父を亡くしました。

今日はそんな経験から考えたことを書き留めておきたいなと思いまして・・・鉛筆

 

 

父親はとても自由な人でした。

僕が大学を卒業した頃、

我が家を揺るがす大きなトラブルを起こし、

両親は離婚をしました。

父はすぐに家を出ることはなく、

離婚しても母親の稼ぎで居候的な住み方をしていたり…

どこにいるかも分からず数ヶ月帰ってこないということもあったり…

とにかく、自由気まま。

 

僕の性については

母とは違って特に否定することなく、

ホルモンで変化があっても、

彼女がいると知っても

対応は大きく変わりませんでした。

 

そんな父親がようやく母との暮らしを止め、

またどこかに行き、音信不通になりました。

 

知らせがないことは元気な証拠と言いますが、

知らせが来たのは具合が悪くなってからでした。

新しいパートナーさんと暮らし始めていた父ですが、

脳梗塞と糖尿病のため入院、退院後は

リハビリをしていたそうですが、

間もなく息を引き取る可能性があると

突然連絡があったのです。

聞けば、コロナを発症し再入院、

コロナは治ったのですがそれで肺をダメにしてしまい、肺炎を起こしギリギリの状態になったようです。

連絡をもらって弟と行った時には

僕たちでも分かるほど最期に近い状態でした。

 

数日後、父は病院で静かに息を引き取りました。

コロナになる前はリハビリも大分進んで、

家に戻って元気に過ごせていたようです。

コロナ発症から本当にあっという間の出来事だったとパートナーさんがおっしゃっていました。

 

少し前に今度は祖父が亡くなりました。

祖父は夏に熱中症になり、

そこから入院、そしてそのまま高齢者施設でお世話になることになりました。

高齢者施設はまだまだコロナに対する厳しいルールがあり、

複数で行っても会えるのは1人で、

会える日も平日だけというルールでした。

施設からも大きく体調は崩していないが老衰を待つ状態と聞かされていましたので、

近々平日に休みをもらい会いに行こうと思っていた矢先の出来事でした。

 

コロナが直接的な原因で死に至ったわけではありませんが、

父も祖父もコロナが最期の大切な時間に影響を与えたなと感じています。

 

これまで全く人の死に触れなかったわけではありません。

しかし自分にとってより近い存在が亡くなったとき、本当にいろいろと考えました。

人は思わぬところで死に至ることがあります。

それは自分も例外ではありません。

 

父の葬儀は喪主をさせてもらい、

死後の手続き等も全て僕が行いました。

生前は家にいることも少なかったので

父から教えてもらう機会もなかったですが、

死後にいろいろ人生で必要なことを教えてもらいました。

 

銀行の手続きには父が出生した時から死亡するまで一生の戸籍謄本が必要になります。

父の戸籍をじっくり見て、

父の人生を考えてみました。

自由気ままで自分勝手でお調子者の父でしたが、

これまでいろんな方にお世話になってきたんだろうなと。

そして、僕の名前もそこにありました。

人の人生の中にしっかり刻まれています。

 

僕の人生の中でも

BuuとMikioはしっかり刻まれています。

僕の人生は1人で成立しているわけではありません。

 

実は、Mikioの誕生日は父と祖父の誕生日と並んでいます。

Mikio→父→祖父

と一日ずつズレて誕生日を迎えます。

 

Mikioは父とも祖父とも血の繋がりはありません。

でも、こうして並んで誕生日を迎えるのはただの偶然には感じられないのです。

3人を結ぶ何かがあったのではないかと、

Mikioと線香をあげるたびに感じます。

 

父も祖父も存在してくれなければ

僕は存在しなかったことでしょう。

そして僕たち家族も存在しなかったはずです。

 

それぞれがこの世に生まれ存在してくれたことに心から感謝をし、

お盆を迎えたいと思います。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。



Pochiハムスター