7月の終わりだっただろうか。。。
母から電話をもらい、弟嫁が急性白血病になり、入院していると聞いた。
病気が病気なだけに、かなり私もショックを受けたが、弟からは直接の連絡はなかったので、
こちらから弟に電話をしてみた。
かなり動揺しているのかと想像していたが、弟は落ち着いた口調で病状と、診断が出るまでの経緯を
私に語った。
あれから2カ月が過ぎ、その間に2度ほどお見舞いに顔を出したが、先月は私が女性創業塾に通っていたことも
あって、一度も顔を見せることができなかった。
『彼女、どうしてるかな。。。』
気にはなっていたが、なかなか足が向かなくて、結局顔を出しそびれていた。。。
一昨日、ふと思い立って、会社帰りに弟にメールを送った。
『その後、いかがでしょうか?今夜、伺おうと思うのですが。。。』
抗がん剤投与の治療は吐き気などの副作用でかなりシンドイと聞いたいたので、突然行ってもいいものか
迷ったから。。。
『先週からクリーンルームに移動しました。本人に電話してやってください。』
え?病院に携帯電話かけてもいいの???
疑問に思いながら電話をすると、元気そうな彼女の声が返ってきた。
今から行くね。。。と伝え、自転車を走らせて、病院へ向かった。
『無菌室』と書かれた重厚なドアを入って、看護師さんにスリッパに履き替えて、手洗いをするよう指示を
もらって、病室へ案内された。
ベットにちょこんと座っていた彼女は髪がほとんど抜け落ちて、かなり痩せていたが、元気そうだった。
一時間ほど、くだらない私の話を聞いて、笑っていた。
あまり長居しても、よくないので、『また来るね!!』と病室を後にした。
そして、昨日、彼女からメールが届いた。
『昨日はお見舞いに来て下さりありがとうございました。前向きな充実した毎日のお話はとても楽しそうで、
私も明るくなれました。ドナーさんが見つかり、移植の日程も11月○○日に決まりました。私も前向きな
毎日を過ごします。』
私たちが行くと、努めて明るくふるまっている彼女だが、きっと落ち込んだり泣いたりすることもあるのだと思う。
私のくだらない馬鹿な話でも、前向きになれるのであれば、それは幸いだ。
11月の移植の日までに少しでも体調を整えて、しっかりと治療してもらいたい。
ドナーさんが見つかって、本当に良かった。。。