この本、刺激的なタイトルに興味がわき、手に取りました。
ADHD
ASD
LD
全ての特性を持つ18歳の青年の生の声です。
さらには、代々東大を卒業している立派な家系に産まれてしまったご自身を
駄馬
不良品
と時折表現されており、
まだ、自己肯定感は低い部分もあるのかもしれません。
でも本を読んで
なぜ教室にいられないのか
なぜ怒るのか
なぜ話続けるのか
等
本人でないとわからないことを
少し教えてもらえた気がしました。
発達障害の特性に合わせたおすすめの勉強法や、発達障害児は検定試験にチャレンジするべき理由など、勉強につまづいている特性もちにも興味深い文章もありました。
そして
彼がいろんなことを考え、試行錯誤し、まわりの助けを受け、ムスコと同じくらいの中学~高校の時期に相当な成長を遂げたことに勇気づけられました。
何人か、ターニングポイントとなる恩師やロールモデルとなる人物にめぐりあっていることもかなり彼には影響が大きかったことがわかります。
発達障害の専門書は今ではかなりの種類が出ていますが、当事者の声は一番参考になる気がします。
ぜひ、手に取られてみてください。