囲碁ファンの堂上は、主要な棋戦はチェックするようにしているのだ。

そんななか、

昨日から行われていた第42期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の本日第5局で、井山裕太六冠が高尾紳路名人を下して2度目の七冠を達成した。

 

囲碁・将棋を通じて2度の七冠達成は初めて。井山六冠は昨年4月に囲碁界初の七冠となったが、昨秋に名人位を失い、六冠に。将棋界では羽生善治棋聖が1996年に七冠を達成しているが、同年に独占が崩れてからは成しえていない。

 

と、朝日新聞社のニュース報道を引用させていただいたが、とにかく前人未踏の快挙だ。

井山さんおめでとうございます。

また敗れてしまったが高尾さんは、堂上が大好きな棋士で、囲碁指導本も高尾さんの著書を買って読んでいるほど。さぞや悔しい結果だと思うが、来年またリベンジしていただきたいと思う。

 

これが途中経過の棋譜 C朝日新聞社 黒:井山 白:高尾

 

8級程度のヘボ碁打ちの堂上なら、ここで13Dと差し込んで、黒石の生きをはかるところだが、よくよく見たら、15のFの白石が効いているので、13のDへは打てないのだな。

このあたりがヘボ碁らしいところだが(笑)。

 

 

終局図はこちら

井山六冠の中押し勝ちとなったが、おそらく捕らえた黒石がコウの加減で生きてしまうし、それを潰しにいく間に、下辺や右隅の地を広げられてしまい追いつけないと高尾名人は判断されたのだろう。

 

ところで、こうした囲碁・将棋のタイトル戦の対局会場に選ばれるのは、実に名誉なことなのだ。ゆるがぬ歴史を持つ老舗旅館やブランドを持つホテルなどしか会場に選ばれない。

今回の第5局は「あたみ石亭」で行われたが、ここでは和のウエディングも行われている。

 

あたみ石亭 ブライダルサイト

http://sekitei.co.jp/atami/bridal

 

全国の囲碁ファンの方、特に60歳以上のバウリニューアルの方では、身内だけのささやかな宴などに利用すれば、「井山7冠の部屋」という囲碁ファンにとっては実にありがたい、思い出深いスペースで過ごす極上のひとときとなるに違いない。また還暦の祝いや、若いカップルでも囲碁を愛好するお二人なら、この対局の部屋を控室や身内だけの祝いの食事の場としても利用してみてはいかがだろうか。