秋祭りの夜
空気が澄んで月がとっても綺麗に輝いている
帰省中はお風呂上がりに
夜風を浴びに外に出るのが大好きで
昨日も今日も家の外に出ていく
山の神社のお祭り
昨日は本番の今日を前に
風が吹いていた
ひんやりとした空気に
サワサワと木々が揺れる音
懐かしささえ感じる緑のにおい
月夜に照らされた薄明るい世界に包まれると
一瞬で夢の中の感覚になれる
このお祭りの期間はいつも
地域全体が神様の空気に包まれているのを感じる
感覚を研ぎ澄ます
静けさの中に少し荒々しさを感じる気
それは神社の穏やかな気ではなく
荒祭りとも言われるこの祭りの空気を
そのまま纏っていた
そして、祭りを終えた今日は
同じく輝く月夜
でも風はなくとても穏やか
まるで台風一過のような
全てが落ち着きを取り戻したような
これから迎える冬に備えるかのような
平和に満ちた夜の世界があった
こうした自然との対話が大好きで
感覚を研ぎ澄ませて対話していると
人間が忘れている感覚を取り戻せる感じがする
それは何も特別なことではなくて
自然への畏敬の念や
気づき
五感や六感
対話といってもチャネリングをするわけでもなければ
話しかけるわけでもない
ただ、そこに居る
ただ、自然の中に在る
そして、ただ感じる
ただ、ただ、感じる
ただ感じていると
そこに気づきが生まれる
それが、私は
自然との対話
だと思っている
私達人間も自然の存在
そこに答えは全てある
ただ、気づくだけ
それには、ただ、感じること
この地球に生を受けた私達が
自然とともに豊かに生きていけますように
hapilapis
