
今回は、
抗がん剤による副作用で、残念ながら元に戻らなくなってしまったもの……
を紹介します

それはズバリ、
血管
ABVD療法
ポート挿入はせずに、両腕から普通の点滴で抗がん剤を入れていました。
それが6ヶ月間。
回数で言うと12回です。
ABVDは抗がん剤の頭文字。つまり4種類の抗がん剤です。それを12回……2週間に1回入れ続けていたので、腕の血管が悲鳴を上げてしまいました



特に、ダカルバジンという抗がん剤は、抗がん剤の中でも血管痛を起こしやすいみたいで、
光に弱いので遮光のビニールでグルグルにされた厄介なやつ。
でもそれがホジキンリンパ腫に効くのでしょう。
(あー、思い出したら気持ち悪くなってきた(笑))
点滴中も痛みはありました。
まぁでも我慢できるかなーくらいだったり、温めていれば和らいでいたのでなんとか続けていたんですが
回数を重ねると痛みは強くなり……
血管も硬くなり
最終回目前で私はギブアップ

首から管を入れる、という方法をとりました。
(CVカテーテル)
一時期は、点滴していない普通の時でも血管が痛くて
本当に地味に痛くて
触らなくても痛くて
一番辛い副作用だったかもってくらい辛かったです。
まぁ、痛みはなんとか徐々に無くなりました。長く感じたけど。
今では全然何ともないです

しかし、硬くなってしまった血管はもう元には戻りません。
採血は、今まで失敗されたことのなくて、立派な血管が出ていたのに
今じゃ悪戦苦闘されるし
手首から下しか取れません





ショックよねー

仕方ないけどさ。
今度抗がん剤やるならポートだなー(縁起でもない)
普通の点滴もなかなか出来づらい腕になってしまいました。
手の甲からかなー

そんな感じ。
失ったものはそのくらいです。
血管だけだね

ポート挿入してれば、
こんなことにはならなかったのかな
