先月、庭木の剪定時に見つけたミノムシさん。
ご訪問ありがとうございました。
ウツギの木の皮で作られたミノ。
フリルのようで可愛いくて。
ちょうど窓際の位置にあり
そばに行くとつい眺めてしまいます。
風の強い日には、クルクルユラユラと。
目が回って、気分が悪くなっていやしないかと心配してみたり。
時には小枝に引っかかって横向きに。
余計なお世話かと思いつつ
そっと元に戻してみたり。
なにかと気になる存在です。
ミノムシは、ミノガの幼虫で
羽化するのはオスだけだそうです。
メスは羽化することなく
このミノの中で産卵し、生涯を終えるそう。
近年は、大陸から来た寄生バエの影響で
数が激減し、地域によっては
絶滅危惧種に指定されているとのこと。
おしゃれミノムシさん
自分がそんな貴重な存在になっているって
気づいているのでしょうか?
とは言え
絶滅危惧種や天然記念物でも
害虫害獣と煙たがられる存在でも
それは、ニンゲンが勝手に線引きしたもので
どんな命も
この世にひとつだけの
大切で愛おしい存在に変わりはないと
思うのです。
今日も、春の陽だまりの中で
風にユラユラと揺れている
おしゃれミノムシさん。
暖かで安心なミノに包まれて
うとうととうたた寝を楽しむ様を想像すると
楽しくて、優しい気持で満たされます。
