わたしはお金


物々交換を便利にするために

生まれた


道具


誰かが作った


道具


道具として

この世界を巡っている


けれど


道具としての姿は

ほんの一部の姿


見える者たちにとって

見える物として存在するが


見えない者たちにとって

見えない物として存在する


わたしは

物質であり

非物質でもある


見る側の

意識によって


わたしの姿は違って見える