旬の食材は、おいしく、栄養価も高く、しかも経済的です。

本来の収穫時季にとれたものを食べるのは、体調を整えるためにも大切なことです。


「旬」の食材を取り入れて健康づくりにも役立てましょう。

 ※旬の時期は地方や天候により前後します。




●とうもろこし


 とうもろこしの主成分は炭水化物ですが、胚芽の部分には脂質、

 ビタミン、ミネラルをバランス良く含む栄養豊かな野菜です。


 特に脂肪酸の一つであるリノール酸をたっぷり含んでおり、このリノール酸には

 コレステロールを下げる働きがあり、動脈硬化の予防に役立ちます。
 

 また、ビタミンB1、ビタミンB2、「若返りのビタミン」と呼ばれるビタミンE、

 さらに、食物繊維も多く含まれ、便秘の改善や大腸がんの予防、美容に役立ちます。



●きゅうり


 きゅうりは、主成分の90%以上が水分ですが、ビタミンA、B群、C、

 カルシウム、カリウム、食物繊維などが含まれています。


 特にカリウムが豊富に含まれ、むくみを改善する作用や利尿を促す作用、
 
 体内のナトリウムの排泄を促し高血圧を予防する働きがあります。


 また、きゅうりには体内にこもった熱を取り除く作用があるため、夏バテ予防におすすめです。



●しじみ(蜆)


 しじみは、「肝臓の特効薬」と言われるように、肝機能を高める作用のあるメチオニン、

 タウリン、ロイシンなどの必須アミノ酸が含まれています。
 

 また、カルシウムやマグネシウム、鉄分、亜鉛などのミネラルを他の貝類よりも多く含んでいます。
 

 鉄分はレバーに匹敵するほどの含有量で、鉄分が不足しがちな女性や妊娠中の方にもおすすめです。


 ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB12などのビタミンB群も豊富に含まれています。