≪旬の食材≫

 旬の食材は、おいしく、栄養価も高く、しかも経済的です。

 本来の収穫時季にとれたものを食べるのは、
 体調を整えるためにも大切なことです。

 「旬」の食材を取り入れて健康づくりにも役立てましょう。

 ※旬の時期は地方や天候により前後します。



⚫新じゃがいも

 じゃがいもは世界中で親しまれている食材で、煮る、焼く、揚げるなど
 さまざまな方法で調理できる優れた食材の1つです。

 特にじゃがいもに含まれるビタミンCはデンプンに守られているため、
 熱に強い性質を持っています。

 そのため、加熱調理をしてもビタミンCが壊れにくく、
 風邪予防や疲労回復、美肌作りなどに役立ちます。

 また、カリウムも豊富に含んでいますが、
 カリウムには体内のナトリウムを排泄する役割があるため、
 高血圧予防にも効果的です。

 さらに筋肉の収縮を助ける働きもあるので、
 定期的にスポーツを楽しんでいる方にもオススメの食材です!


⚫スナップえんどう

 スナップえんどうは、グリーンピースをサヤごと食べられるように品種改良したもので、
 サヤがやわらかく、豆類の中でも甘みの強いのが特徴です。

 スナップえんどうはタンパク質と糖質、βカロテン、ビタミンB群、ビタミンC、
 カリウム、食物繊維なども含まれており、栄養バランスのよい食材です。

 また、必須アミノ酸のリジンを含んでおり、ブドウ糖の代謝を助けて
 集中力を高める、疲労回復、髪の毛の健康を保つなどの効果が期待できます。


⚫タラの芽

 タラの芽には、マグネシウムやビタミンB群、葉酸などが豊富に含まれています。

 特にマグネシウムは体内の酵素の働きを助けたり、精神を安定させる、
 筋肉や心臓の働きを正常に保つ働きがあります。

 しかし、ストレスをうけることでマグネシウムの排泄が増えるため、
 現代人は特に不足しがちなミネラルの1つです。

 さらに、葉酸は細胞分裂を促進し、胎児の成長に大切な栄養素として知られていますが、
 そのほかにも赤血球の形成を助ける働きもあります。

 特に、女性にとって嬉しい効果が期待できる春の食材です。