更新方法を変更します。
次の話をUpする際に前回Upしていた作品をアメンバー公開に致します。
意外と沢山の方がページを開いて下さりとても嬉しいです!
有難うございます^^
☆一話はアメンバー限定記事から☆
※名前変換無しの固定名(カンナ・レアーナ)です。
「ねえ、カンナ?貴方、ホグワーツに再入学しませんこと?」
「再入学、ですか…?」
カンナがホグワーツ再入学について聞いたのは、シリウスの入学2週間前だった。
「貴方には、シリウスについていてほしいの。やってくれるかしら?」
「私で宜しければ、喜んで」
カンナは仰々しく頭を下げる。
これはシリウスの母、ヴァルブルガと話すときのカンナの態度であった。
そのおかげか、半純血でその上グリフィンドールの出のカンナもヴァルブルガに気に入られている。
「シリウス様」
ヴァルブルガとの会話を終えたカンナはすぐにシリウスに報告するため、彼の部屋を訪れていた。
「お?どうかしたか?」
「シリウス様の入学と同時に、私もホグワーツに再入学することが決まりました」
「マジ!?じゃあ7年間一緒だな!」
決定を告げると、シリウスはカンナの前でしか見せない綺麗な笑顔を見せた。
元々、シリウスは大層な美貌を持っているのでカンナは思わず顔を赤らめる。
「そ、れでは、買い物…行きましょうか」
「おう!」
シリウスはカンナの手を掴み駆け出した。
♂♀
「ああシリウス様、あまり走らないで」
俺に引っ張られるカンナは困ったように眉を下げる。
そんな表情も可愛くて、そのまま走る。
ダイアゴン横丁に着くと人も多くなり、カンナは転びそうになる。
さすがにやりすぎたと思い、ゆっくりとしたペースに変える。
カンナがほっとするのが見えた。
「あの…いつまで手を?」
ほっとしたのもつかの間で、カンナは俺と繋がれた手を赤い顔で見つめる。
俺より年上の筈なのに、その様子は幼く見える。
「迷ったら困るだろ?」
そう言うと、カンナはシリウス様を一人にする訳にも行かないし…等とぶつぶつ言いだす。
そんな様子に、俺は人知れず苦笑を洩らした。
「シリウス様、まずはどちらに行かれますか?」
「んー…グリンゴッツ行って金とってこようぜ」
「畏まりました」
そう言うと、カンナは案内するように人の波を進みだす。
すると数分もせずにグリンゴッツ銀行までたどり着いた。
正直、家の金を使うのは嫌なんだが子供だから仕方ない。
早く稼げるようにならねえとな。
カンナは、母から預かった鍵を渡して俺を中に連れて行く。
ブラック家はまあ…名家だし、金庫が4,5個ある。
しかも、どこも大量の金貨が積まれている。
そこから必要な分だけ取り出して袋に詰めた。
カンナは、レアーナ家の金庫とは別に、うちで働いて得たお金を貯めてある…要するに、自分の金庫も持っているようだった。
しかし、今回はそのどちらも使わず、ブラック家の金庫から母に指定されている分の金貨を取り出した。
一応仕事だからだろう。
正直、母がどうしてここまでカンナにするか俺には分からなかった。
余談だが、カンナはそれ以外にも自分の金庫からお金を取り出していた。
次に来たのはマダム・マルキンの洋装店。
ブラック家嫡男と、既に卒業したレアーナ家の嫡女。
そんな二人がそろってホグワーツの制服を頼むのだから店に居る人達が驚くのも無理はない。
俺だけならまだしも、だ。
そんな周りが嫌で、採寸などをとっとと済まし、店を出た。
「次はどちらに参りましょうか?」
そう言われて、実はあまり行くところがないことに気がついた。
俺もカンナも、教科書等は既にそろっているし、魔法薬学に必要な道具も家にある。
カンナに至っては、第三学年までの道具は必ず揃っているだろう。
杖も、早くから親から持たされているし必要ない。
ペットも既に持っている。
「箒用具店に行きたい」
箒も持っていない訳ではないが、昔から使っていたやつではなく、新しいのが欲しい。
それくらい良いだろうと、箒用具店に向かった。
「お、ニンバス1001だ」
この時の最先端の箒がニンバス1001。
思わず声を漏らすと、カンナは予想外に飛びついた。
どこかうずうずした様子に、彼女が学生時代にシーカーをしていたことを思い出す。
「欲しいのか?」
「え、あ…いえ…」
どこか歯切れの悪いカンナを見て笑いがこぼれる。
歯切れの悪いカンナなんて珍しいからだ。
「買えば?別にそれくらい買ってもいいだろ」
「え、ですが…」
なおも渋るカンナに迫る。
「な、じゃあさ。お揃いで買わねえ?」
お揃いって…なんて自分でも思うが、まあ良いだろう。
カンナはじゃあ、なんて買うのを承諾した。
代金を二つ分払って店を出ると、俺よりもはるかに嬉しそうな顔をしたカンナがいた。
…可愛い。
ここ2年一緒に居て何度思ったか分からないが、カンナの嬉しそうな表情は誰よりも可愛く見えた。
ここまでが2話となります。
ご感想など下さるとモチベーションが上がったりするので宜しければ…。