2016年阪神タイガースの終盤の戦い方とキーマンは?
2016年8月22日 ゲーム無 51勝62敗3分けの4位
阪神タイガースの死のロードはあと3戦
甲子園を球児たちに明け渡して以降、8勝9敗の阪神。残り3試合のため、勝ち越すためにはスイープしか残されていません。しかも相手は阪神にとって眼下の敵である横浜DeNA。今月の勝ち越しのためにも、クライマックスシリーズ進出のためにも、スイープは最高の結果。これが叶えば、ゲーム差は一気に0.5まで迫ります。能見、岩崎、藤浪の3枚が先発予想。4カード連続で勝ち越しがないDeNAだけにチャンスは十分あるはず。
26日からはほぼ1か月ぶりの本拠地甲子園でヤクルトとの3連戦。その時点でもヤクルトのラインナップが変わっていなければ、いわば飛車角金銀がいないようなもの。昨年の打撃3部門のタイトルホルダーの川端、山田、畠山、さらには雄平まで不在のヤクルトです。警戒すべきはバレンティンの前にランナーを出さないこと。これに限ります。そのあとの30日からの中日との2連戦まで下位チームとの戦い。ここらでモタモタしているようでは、クライマックスシリーズを戦う資格はありません。
残り27試合で借金が11の阪神。単純計算で9カードを2勝1敗ペースでいっても、借金完済は不可能。ですがもしそのペースでシーズンを終えると、借金2に減りおそらく3位はキープしているでしょう。
2016年阪神タイガース終盤の投打のキーマンは誰だ
打撃については、残念ながらベテラン福留が真っ先に上がる状況。打率は.322でセ・リーグの5位と好位置をキープ。打点は43点とそれほどでもないが、効果的なものが多いため印象が大きい。自身2度目のサイクルヒットも達成し、最年長の首位打者も狙えるのです。5勤1休のペースをうまく首脳陣が作り、疲れを残さないように起用してくれれば結果を残してくれるはずです。しかしやはり迫力不足は否めません。そう外国人打者の活躍が少ない。最近ゴメスはスタメンも外されることもあります。
ではヘイグを試してみてはどうなのだろう。来日1年目はそんな簡単に活躍できません。やはり一軍の打席にどれだけ立たせるかが大事。巨人ギャレットが当たってきたのは、日本野球に慣れたからでしょう。ヘイグは現在二軍で打率.339、9本塁打、33打点。クライマックスシリーズへの起爆剤としてどうだろうか。
投は最後の期待を込めて藤浪の名前を挙げたい。残り試合数を考えると、二けた勝利はおそらく無理でしょう。しかし、松坂もダルビッシュも田中も達成していないルーキーイヤーからの4年連続二けた勝利。
4連勝してあと1勝というところまでもしたどり着ければ、後半戦は試合間隔があく為、藤浪にラストチャンスがまわってくるかもしれません。そうでもしなければ、藤浪の懲罰161球だけがクローズアップされるような気がしてならない。