離婚を決めてから多くの友人が私に激励をくれている。

 

何度も離婚に至った経緯を説明すると感情が抜けて冷静に振り返ることが出来る。

 

 

 

正直、振り返ると私と元嫁は根っこの価値観で合っていなかったのがよくわかる。

 

これは離婚に至るまでの話し合いで幾度か話題となったことであり、

 

元嫁を否定しているわけではないので邪推せずに読んで欲しい。

 

出会った時は、

 

私が独立して軌道に乗り始めたころで自分に使えるお金にも余裕が出てきたころだった。

 

ちょうど30歳で人生のパートナーも欲しいと強く願っていた。

 

そんな時に友人から紹介されて知り合った。

 

元嫁も同じく30歳を過ぎて人生を考え始めていた頃であり、

 

お互いのタイミングや需要が激しくマッチした。

 

正直に言うと付き合っている時から価値観に関する問題点や相違はあったが

 

既に結婚を意識していたので

 

内容によっては強く注意することもあったけれども細かい所には目をつぶっていた点がある。

 

タイミングや目的が過度にマッチするとお互いが無理やり価値観を合わせすぎる部分があったと思う。

 

 

*勿論、結婚生活は環境が違う者が同じ屋根の下で生活するのですり合わせの連続である。

 

自分と違う価値観に合わせるのではなく、認め合うことが必要であったのだろう。

 

この年齢になってくるとある程度の価値形成が固まっているので、

 

全く同じ価値観の人間など存在しないと思う。(笑)

 

違いを楽しんで、認め、受け入れることが重要だったのだろう!

 

 

 

私自身、自分に使えるお金が増えてきたこともあって余裕のある付き合いが出来るのが嬉しくて仕方なかった。

 

自分の努力で得た成果を噛みしめたかったんだと思う。

 

20代の頃は下積みばかりで、

 

いつもお金を気にして、

 

気になる女がいてもアタックしきれなかったなど悔しい想いの連続だった。

 

だからお金をかけれるのが嬉しかったんだと思う。

 

 

 

地元の友人に話をすると、

 

育った土地が近い分、根っこの価値観は似ている(笑)

 

18歳以降はそれぞれが選んだ道の価値観でコーティングされるが根本は18歳までの価値観が原点にあるのでは??

 

知らんけど(笑)

 

 

 

しかし、

 

娘のことを想うと今も心苦しい。

 

ふと、リビングで娘が寝ている様子を思い浮かべることがある。

 

まるで本当にいるかのような存在感で感じる。

 

血を分けた娘だ。

 

離れて暮らすのに悲しくないわけないだろう。

 

 

私の父も離婚を経験している。

 

上の兄弟(腹違いの義兄弟)は当時の奥さんが、

 

父が長期不在中、

 

自宅に残したまま失踪したらしい。

 

学校の先生が不審に思い、自宅を訪れたらお腹を空かせて泣いていたらしい。

 

 

 

父はどんな時も私に対してすごく応援してくれる。

 

学校もたくさん行かせてくれて、

 

間違った時は道を正してくれ、

 

離婚すると決めた時は心から心配して共感して、労ってくれた。

 


子供たちへの深い愛情の根底には、

 

こういった過去の辛い経験があるからこそなんだろうと今にして親の気持ちがわかる。

 

 

 

もちろん、元嫁に対して贖罪の念もある。

 

私は自分をコントロールできずに不適切な言葉を連発していたと思う。

 

色々と悔しい思いもあるのだが、

 

今からどうこういっても一旦終わったことだ。

 

 

それよりも娘が不憫でならない。

 

心配だし、いつも頭の中から消えない。

 

 

こういった人生の試練を超えて見えてくる景色があるのだろうか?

 

そう信じて今は前向きに進むしかない。