話は3年半ほど前になるが、
近所の空手教室に行きたいと言い出したヒロ

体験入室で、小さいヒロに親切に相手をしてくれた
6年生のお兄さんが、A原君だった

とても優しく、そして空手もうまく
はきはきした男の子である

娘の小学校卒業式、卒業生代表のあいさつをしたのが
A原君だった
娘と同級生だったのか

その後、ヒロも空手を辞めてしまったので
A原君を見かける事もなかったが
思わぬところで、名前を聞いた・・・



「ネーネの併願校、結局どこにしたか聞いた?」
女房が話かけてきた、いや、まだ聞いてない
「H高校受けるんだって」

え、H校? たしかもう少しランク上のY校を受ける
予定だったのでは?

「あたしがお金の事いったから・・
気にしてるのかと思って、なんども良いのかって、
聞いたんだけど・・」

私立高校は、公立高校の合格発表まで、
入学金納付をまってくれる高校と待たない高校がある
レベル上のY校は、待ってくれないので
公立校と併願で両方合格した場合は、
両方に入学金をとられる羽目になる
アホ女房は、それを娘に言ってしまったのだ

別に、そんな事はいいのに
実際ニーニの中学受験でも、2校に入学金を払ったし・・・

「でもね、それだけが理由じゃないかもしれないんだよ。。
H校受ける人、他に誰かいるのかって聞いたら・・
A原君が受けるんだって」

「・・・・それって・・・どういう・・?」

「この前、ネーネのダイアリーを見ちゃったんだけどね・・・」

やっぱりこの女房そういう事するのか!
絶対子供の日記なんて見ないって言ってたくせに
僕も携帯とPCはパスワード保護は絶対外せないな!

「A原君の誕生日だけ、印が付けてあるんだよ
他には男の子の誕生日なんて、書いてないのに」

うーむ、付き合っているのか?ただの憧れか?
A原君顔も良いし、はきはきしてるからモテそうだ
ライバルは多いと思うが・・・

もし付き合ってるなら、彼なら大歓迎
明日にでも持って行ってもらって構わない
あんなアホ娘でよければだが・・
なんだか、こっちが申し訳ないくらいだ

アホ女房が、さっき娘にA原君とつきあってるのか
直接聞いていた
「何言ってんの!?」
娘は怒って部屋に引っ込む、そりゃそうだろ。

真相は如何に?

A原君、兄弟そろってお世話になりますm(_ _)m


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