こんにちは、Moiです。

 

本日のハノイはお天気も良く

過ごしやすい季節になりました。

 

 

自己紹介2の続き。

 

 

 

 

 

晴れてタイのホテルでのインターン

生活が始まりました。

 

 

 

派遣されたのはタイの東北地方

コラート(ナコンラチャシマ)の

ホテルです。

工業団地もあり、日本人の出張者も

利用する中級クラスのホテルです。

 

 

 

 

私の主な業務は日本人のお客様に

関する事全般と、当時ホテルが力を

入れていた修学旅行生の受け入れの

お手伝いなどでした。

 

 

 

ホテルの説明などは覚えてしまえば

大丈夫ですが、日々起きる突発的な事

を何て英語で説明すればいいのか

苦労の連続でした。

 

 

 

 

私がこちらのホテルの2人目の日本人

という事で、受け入れ側のタイ人スタッフは

とても親切にしてくれました。

根気よく私の拙い英語に付き合ってくれ

毎日毎日タイ語を教えてくれました。

私のタイ語はこの時に耳から覚えたもので

飛躍的に会話力が伸びました。

 

 

 

私がタイに来てよかったと思う事は

 

人は皆んな違って当たり前

という考えを持っている事。

 

 

 

タイ人スタッフからよく、家族と離れて

寂しくないの?兄弟は何人?など

聞かれました。

私はこの手の質問が苦手でした。

なぜなら私は父子家庭で育ったから。

母は私が5歳の時に病気でなくなり、

それ以来父子家庭なのです。

当時も母子家庭は珍しくありません

でしたが、父子家庭は私の知る限り

めちゃレアでした。

そしてそれが悪い事であるかのように

コンプレックスだったのです。

 

 

 

 

当時はまだまだ中流意識が強く、

皆んなが同じような家に住み、

車や家を買い、皆んな同じが

良しとされていました。

 

 

 

 

家族の話は避けて来ましたが、

タイに来て、同僚の中には生まれた

時からお父さんのいない子や、

両親と離れて祖母と暮らす子など

様々でした。そして皆んな人と

違って当たり前という考え方でした。

 

 

 

 

 

母のことを話しても、辛かったね

とサラッと言ってくれるので

救われました。私の中での考え方が

大きく変わったのもこの頃でした。

父子家庭コンプレックスからは

完全に解放されました。

 

 

 

 

 

そしてジェンダーに対する考え方も

大きく変わりました。

タイはゲイやレディボーイにとても

寛容だと思います。家族も友人たちも

ゲイであろうがレディボーイであろうが

当たり前に接しています。

日本ではまだまだ誰にも相談できずに

いる方が多いのではないかと思います。

私もタイに来てたくさんのゲイや

レディボーイの友人、同僚との

素敵な出会いに恵まれました。

そして、彼らからたくさんの事を

学びました。

 

 

 

 

 

こうして私のタイ1年目は様々な

貴重な経験とともに過ぎて行きました。