新改駅は、いつものように爽やかな朝を迎えました。鳥の鳴き声しか聞こえません。身支度を整えると、高知市内方面に出発しました。大杉方面から入って来るより圧倒的に道が良いので、直ぐに国道に合流出来ました。北からのアプローチは、かなりの悪路が続きます。

本日最初の訪問駅は、土讃線伊野駅です。路面電車の土佐電の終着駅でもあります。土佐電の鏡川橋から伊野までは、単線になります。少し前までタブレット収受していましたが、最近廃止されたようです。現在高知大学のある朝倉から伊野までは、長い１閉塞区間になっており、１編成しか入線する事ができません。

伊野駅の次は北上を開始しました。最近とみに人気のある、仁淀ブルーの中でも最も人気の高い、にこ淵へやって来ました。観光バスもやって来て、平日にもかかわらず結構な賑わいです。狭い階段を降りて、皆順番を待って狭いお立ち台ポイントで記念撮影しています。人を入れないのであれば、他にも色々立ち位置はあります。行列の脇をすり抜けて、岩場の方へ廻りました。よく見る写真ではもっとブルーが鮮やかなんですが、残念ながら曇天であること、２日前に大雨が降った事などの理由で、そこまで感動的なブルーではなかったですね。綺麗ことは綺麗んですが、この程度なら紀伊半島探索時にいくらでも見た事があります。リベンジリスト登録です。

にこ淵から復帰します。西佐川駅です。入り口の後付けの不細工な構造物が無ければいいんですけどね。

斗賀野駅です。この辺りは佐川と言う地区で、朝ドラで人気のあった、まんたろう事牧野富太郎の故郷だそうです。

多ノ郷駅です。たのごうって普通は読んでしまいますよね。カーナビ入力難易度の高い駅です。

土佐久礼駅です。ここはかつて急行停車駅で、結構大きなイメージがあったのですが、今ではちょっとサイズの大きな無人駅です。ホーム側の方が木造らしさが残っています。

踏切が鳴り出しました。特急がやって来たので、通過かと思ったら停車しました。無人駅になっても特急停車駅に昇進したのです。昔は急行だけ停車していたと思います。

影野駅です。この駅で土讃線の最後の駅訪問になります。駅舎の塗装が白ベースなので、苔なのか汚れが目立ちます。

予土線に転じました。江川崎駅です。予土線内では中心的な駅ですが、無人駅です。駅舎の中の塗装が、メルヘン調です。魔法の世界か宇宙のような感じです。悪くはないですが、これで集客を図る事は無理かなと思われます。構内では使われなくなった、側線が２本もありました。

予土線は、牟岐線、予讃本線の海線と共に廃線の危機にあります。予土線が廃止になると、四国をJRで周回する事ができなくなります。

伊予宮野下駅です。今の需要に合わせてホームを短くして交換も廃止すれば、少しは管理費も下がると思います。工事費が高いですが、、、それよりも駅舎の簡易化の方が圧倒的に効率がいいのか、木造駅舎がどんどん減らされて行っています。

列車がやって来ました。予土線では定番のキハ32ですが、塗装がド派手です。どうやら鬼のようです。近くに鬼ヶ城山があり、昭和の合併時に鬼北町が誕生したそうです。

北宇和島駅です。予讃本線との合流駅です。今回の旅の最南端に到着しました。宇和島市が近いので周囲は割と都会です。

予讃本線を北上します。伊予吉田駅です。予讃本線の入り口の構造物の帯は、蜜柑にちなんでオレンジ色になったようです。

伊予大洲駅です。この駅は跨線橋が素晴らしいです。木枠の窓も残っており、貴重な存在かと思います。

伊予長浜駅です。予讃本線から少し離れて山を越えて、海に達しました。現在この区間は予讃本線の支線扱いで、優等列車は旧内子線の山線経由になっており、この海線は廃線の危機にあります。ホーム待合とベンチが年季を感じさせます。

本日の宿伊予上灘駅です。下灘駅の隣りにあります。18:30八幡浜行きの列車が出発しました。隣の下灘駅で夕日目当ての観光客が一杯乗っていました。国道で来る途中に見上げた時も、結構人が多くいましたね。こうなっては最早ただの観光地です。夕日を見るなら海岸線まで出ればどこでも見れますし、人混みのホームでわざわざ写真を撮る意味は、ほぼなくなりました。そうまでしてインスタ映えと言うやつがしたいと言う人々が、ウジャウジャ集まっています。行く気になれません。

伊予上灘駅は近くにデイリーヤマザキがありますが、品ぞろえは貧弱です。通常のコンビニは10㎞離れています。

予定の進行が早いです。明日中には帰ると思います。

駅舎探索 四国 2日目

駅舎探索　四国　2日目