京都府の南端の大阪府との境にある、八幡市上津屋に流れ橋があります。木津川に掛かっている橋ですが、沈下橋みたいな目的で架けられており、洪水時には名前の通り流れてしまう橋です。

茶畑の向こうに橋が架かっています。静岡県島田市にある蓬莱橋に似た木製の橋です。時代劇の撮影にもよく使われるため、聖地にもなっているのか、平日なのに見学者が絶えません。（吉宗や仕事人が良く渡るようです。）

ススキがもう穂を開ききっています。全く水はありません。しかしながら、過去60年間で21回も流されているそうです。直近では平成23年から26年まで4年連続流されたそうです。

橋そのものは橋脚上に載せてあるだけです。このワイヤーで、橋桁と結ばれています。橋を越える水が流れると、筏の様に橋は流れ、ロープで何処かに行かないように、繋がれているだけのようです。水位が下がってから、もう一度橋桁に載せるだけで復旧するようです。

356ｍの長さの橋の右岸側に、わずかに木津川が流れていました。こんな流れが橋を流すのかと思いますが、この先直ぐに3川合流（桂川、宇治川、木津川）して淀川となりますので、そこで大雨の時には大渋滞を起こして、流れが悪くなり溢れるのかと思います。

ウィキから拝借した、流れてしまった時の様子です。

橋桁の左に連なったものが流された橋です。ワイヤーで繋がって筏流しのようです。

中々面白いものを見せてもらいました。

上津屋流れ橋