祝WBC優勝 京津線大谷駅便乗 | outbackの旅日記

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日本中を気ままに旅する記録です。山の中の無人駅でビバークします。
タイトルが3代目になりました。レガシィ→ペケV→outback

WBC見事優勝を飾りましたね。漫画でも恥ずかしくて設定できないような内容でしたね。特に最後の打者の、エンゼルスの同僚トラウトをスライダーで三振とはできすぎです。

ところでおけいはんの公式ツイッターで、京津線の大谷駅は二刀流ではなく三刀流の電車が走る線です。と言うつぶやきが上がったようです。それが京都新聞で取り上げられました。

三刀流と言うのは京津線が地下鉄、急勾配の山岳、路面電車という三つの側面を持っているからです。元々京阪三条から浜大津まで、東山と逢坂山の二つの峠を越えて行く観光路線でした。琵琶湖観光が主目的です。現在は、東山はトンネルになって地下鉄東西線と相互乗り入れをして、御陵(みささぎ)で地下鉄と別れて、単独で逢坂山は登って降りて、浜大津へ向かう路線です。

逢坂山の峠付近にあるのが大谷駅です。逢坂山は百人一首でも登場します。知るも知らぬも逢坂の関として有名です。頂上付近には蝉丸神社もあります。蝉丸神社は芸事の神様として有名で、芸能関係の方々が良くお参りされています。

便乗商法の感じは拭えませんが、まあ面白い駅である事は間違いありません。

路面電車の一面です。4両と言う路面を走るには、やや長い編成で走行します。これは旧塗装で、現在は京阪本線と同じカラーに変更されています。浜大津から上栄町が路面走行になります。

逢坂山の登りにかかると、俄然登山電車の様になります。

頂上付近にあるのが大谷駅です。無人駅ですが、自動改札は設置されています。

 

大谷駅ホームです。急カーブ急勾配の途中に駅が設置されています。

大谷駅名物がこのベンチです。30‰の途中にホームが設置されていますので、ホーム自体も傾斜して斜めになっています。注目頂きたいのは、ベンチの脚の部分です。山側と麓側で各々脚の長さが異なっていることが分かるでしょうか?座面を水平に保つためには、これだけ脚の長さを調節しなければならない程の傾きが、30‰と言う傾斜です。視覚化すると結構な傾斜だと言う事が理解できると思います。

30‰の途中で発着し、道路上や地下も走行するこの電車の単価は、1両当り新幹線の車両1両にも匹敵する位、高価な車両だそうです。

大谷駅を出た直ぐには、大谷茶屋と言う鰻屋があります。お品書きや、案内は全くありませんが、良い香りはします。入ってみたい所ですが、まあ高いんでしょうね、と言う雰囲気は十分伝わって来ますので、入店した事はありません。

 

因みに大谷駅はJR和歌山線にもありますが、そちらは特段特記すべき程のエピソードはない駅ですね。この京津線の大谷駅の方が、面白トピックスは一杯あるので、一度訪れてみてはいかがでしょうか?