東日本迷走旅 8日目 下北、道南 | outbackの旅日記

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日本中を気ままに旅する記録です。山の中の無人駅でビバークします。
タイトルが3代目になりました。レガシィ→ペケV→outback

6月20日(月)本日は大湊線の撮影名所、有戸―吹越の海岸線に向かいます。今日の天気は久しぶりに快晴です。

 

 

何もない荒涼とした海岸線を行く大湊線の写真は、様々な場所で発表されています。海岸線はしばらく続くのですが、何処でもいいと言う訳にはいきません。この区間3か所ほど国道から入り込む場所があるのですが、撮影地点は少し高台になる必要があります。3か所とも入り込みましたが、小高い丘があるのは一番南側だけでした。こういう写真では非電化線が非常に見栄えしますね。丘に登った分青い海もよく見えました。誰が見ても一発で大湊線とわかるポイントです。

 

真っすぐ大間に向かえば、午前の早いうちについてしまいます。出航は14:00すぎですから、左廻に大間に向かいます。脇野沢―蟹田の青森県内の下北―津軽両半島を結ぶフェリーがあるのご存じでしょうか?観光客はまず乗らないルートかと思います。1日2往復60分で結んでいますが、今日は船の機関の調子が悪いので、欠航だそうです。

ここが乗船場だそうですが、何というかブリッジとか、そういうものが一切ありません。瀬戸内の小島を巡るような小舟なのか、移動式のブリッジなのか不明です。

沖に灯台が建ってる島が見えました。鯛島と言って天然記念物の下北サルも住んでいるとの事です。

 

脇野沢から北上します。2019年4月15日に訪れた時にはまだ冬季閉鎖中で、通行止めでした。本日はめでたく通行可能となっていましたので、更に歩を進めます。冬季閉鎖になるだけあってここから先はかなりワインディングになっており、集落もなく除雪しきれない事もうなずけました。

下北猿が結構道路上に現れます。世界最北の猿という事で天然記念物になっていますが、この季節は子連れの集団がのんびり、笹の新芽を食べていました。

 

 

途中に願掛け岩と言うのがありました。角が2本生えたような変わった形をしています。近くに寄ると見事な柱状節理を見る事ができました。ブラタモでよく出てくる、溶岩がゆっくり固まった時にできる独特な割れ目のある岩石です。

それでも大間には昼頃到着しました。前回懲りているので、大間手マグロは食べません。

 

大間からは90分でもう北海道です。今回は元江差線いさりび鉄道を全駅辿ります。函館本線の存続が危ぶまれてきた今、貨物輸送がなくなったら、このいさりび鉄道も分不相応の設備を維持して行くのは、苦しいのではないかと思います。

 

七里浜駅です。新しい跨線橋の上に改札がある、都会的な構造に変わってしまっています。

 

 

 

東久根別駅です。一転北海道名物のワフ駅です。親子連れが子供に列車を見せに遊びに来ていました。

 

 

久根別駅です。木造駅舎が残っています。本州行の貨物が駆けていきました。貨物同士の交換です。

 

清川口駅です。駅舎は夜空をイメージしているようです。車両デザインの一つ、ながまれ号と同じデザインだそうです。ながまれとは、道南の方言でゆっくりして行ってと言う意味だそうです。

 

上磯駅です。ここも近代化完成しています。

海岸線からは、函館山が良く見えました。

 

 

 

 

茂辺地駅で交換がありました。急行塗装もやって来ました。キハ40は窓の位置が高いので、無理やり急行塗装すると、赤のラインの上下のバランスが悪くなります。オリジナルでないと言う事はこの辺りからも読み取れます。キハ66に近い。

 

茂辺地駅前には懐かしの、北斗星2両が宿泊施設として営業しています。今のところ新しくてきれいですが、長くこの状態を維持するのは大変な事だと思います。でもなかなかいいバックスタイルですね。

 

渡島当別駅です。列車の駅と言うよりは、郵便局と言った方がかなり正解でしょう。

 

釜谷駅です。ここはワキ?駅ですね。ヨ駅より広くて使い勝手がよさそうですね。

 

 

泉沢駅です。ここも交換設備があります。各駅に近く交換できます。この辺りが貨物が廃止になると過剰設備でしょうね。あと電化設備も全く不要になります。

 

札苅駅です。泉沢駅とほぼ同じ構造です。

木古内駅です。当駅でいさりび鉄道は終了となります。この先も海峡線時代は何駅か松前線の駅がありましたが、廃止されています。新幹線停車駅ですから駅舎自体は近代的です。

 

本日の宿は泉沢駅です。近くにコンビニがあったことが決め手です。駅からは海が望めます。

これが清川口駅のデザインと一緒のながまれ号です。観光列車としても利用でき調理スペースもあるようです。

貨物は頻繁に通過します。かなり密度は高いですね。この貨物を廃止する事は出来るのでしょうか?現状ちょっと無理なような気がします。結局、道が資金を出さざるを得ないんではないでしょうかね。

 

明日は函館本線の未訪問駅を回って羊蹄山の麓を通って留萌線の方まで行きたいと思います。